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ライブコマースの始め方ガイド|必要なプラットフォームや事前準備、成功するためのコツを一挙にご紹介
SNS時代のニーズに合致していることから話題を呼んだ『ライブコマース』。
ライブコマースについて知ってはいても、「どうやって始めたら良いか分からない」といったお悩みを抱える方は少なくないはず。
そんな方へ向けた本記事では、ライブコマースの具体的な始め方から成功するためのコツを凝縮してお伝えしていきます。
これを見れば、ライブコマースの始め方はマスターできるはず。ライブコマース初心者の方は特に必見です!
目 次
ライブコマースを始める前に
はじめに、ライブコマースを導入する前にすべきことが5つあります。
これらはライブコマースを始めるにあたって非常に重要なことです。さっそく順を追って解説していきます。
ライブコマースを導入する目的
第一にすべきことは、“ライブコマースの導入目的”を明確にすること。
ECサイトの売り上げを伸ばすために始める企業は多いかと思いますが、具体的な目的や目標もないままでは大きな成果を得ることは難しいです。
もちろん売り上げを伸ばすことは大事ですが、まずは「自社のブランディング」に特化することも効果的。「ブランドの認知度を上げる」「ECサイトへの流入を増やす」といった初期目標を立てることで、最終的に売り上げに繋がる流れを作り出すことができます。
ライブコマースは継続が大事。すぐに成果を出そうと大きな目標を立てるのではなく、目先の目標をひとつひとつ達成してステップアップしていきましょう。
配信場所の選定
目的を明確にしたら、“ライブ配信を行う場所”を決めます。
ライブコマースの種類は主に3つの型に分けられます。
❶InstagramやYouTubeなどでの配信【SNS型】
メリット:気軽に始めることができる。集客しやすい。
デメリット:自社のECサイトへの流入がしづらい。
❷自社サイトでの配信【SaaS型】
メリット:配信にオリジナリティを出せる。手数料が少なく済む。
デメリット:集客が見込みづらい。
❸楽天ショッピングなど大手サイトでの配信【ECサイト型】
メリット:ECサイトを立ち上げなくて良い。集客しやすい。
デメリット:他に比べて手数料が高い。
それぞれに得意・不得意がありますので、ブランド商品の対象年齢を考慮しながら決めると良いでしょう。
配信ツールの選定
配信場所を決めたら、“ライブ配信を行うツール”を決めます。
現在、ライブコマースのツールは日本に数多く存在し、それぞれの特徴もさまざま。ツールが豊富なのはありがたいですが、どのツールを選べば良いか迷ってしまうかと思います。
そんなときは、競合他社が行うライブコマースを実際に視聴してみてください。
視聴者の立場になってライブ配信を視聴することで、どの配信ツールがわかりやすいのか、集客を得やすいのかを見極め易くなります。初めてライブコマースを行う場合は、「サポートの充実性」や「ユーザーからの見やすさ」を選定基準にしても良いと思います。
いずれにせよ、色々と視聴した上で自社の目的に合った配信ができるツールを選ぶことが1番の近道になるでしょう。
紹介する商品の選定
配信ツールを決めたら、“ライブコマースで紹介する商品”を決めていきます。
ライブ配信の時間は30分〜2時間程度。洋服、コスメ、雑貨など商品のジャンルによって説明に要する時間は変わります。色んな商品を売るために多くの商品を紹介したくなるかもしれませんが、そうすると1つの商品を十分に紹介できずライブコマースの密度が下がる可能性が……。
商品の特性を考慮したうえで、時間内でどれだけの商品を紹介できるか考えましょう。
また、ひとつ注意点していただきたいのが「商品の在庫」。ライブ配信日に紹介する商品の在庫がなければ、そもそもライブコマースが成り立ちません。前もっての確認を怠らず、十分な在庫の確保をすることが大事です。
配信出演者の選定
紹介する商品が決まったら、“ライブコマースの出演者”を決めます。
出演者は、「インフルエンサーを起用する」場合と「店舗のスタッフが行う」場合の2パターンです。
●インフルエンサーを起用する場合
メリット:インフルエンサーのファンなどの集客が見込め、新規顧客の獲得に繋がる。
デメリット:選定に要する時間と、起用する予算といったコストがかかる。
●店舗のスタッフが出演する場合
メリット:コストの削減が可能になり、出演スタッフにファンがつくことも。
デメリット:インフルエンサーに比べ集客が難しいため、戦略を立てる必要がある。
また、出演人数も考える必要があります。一般的には「司会者1名+商品を紹介する2~3名」の計3~4名です。インフルエンサーを起用する場合は、「司会者+インフルエンサー」の計2名のパターンも見受けられます。
どちらを起用するにしても、商品のジャンルに関する知識が豊富で、説明力のある人を1人は起用することが望ましいです。
ライブコマースの流れ~準備からアフターケアまで~
ここまでで、ライブコマースを行う環境は整いました。以降は、実際にライブコマースを行う際の流れをお伝えしていきます。
ライブコマースの告知
主な告知方法は、LINE@・Twitter・Instagramといった「SNSでの告知」と「メルマガ配信」での告知。SNSの場合はハッシュタグを工夫することで“新規の呼び込み”に効果的ですし、メルマガ配信の場合は既存の顧客のほかに“見込み顧客にもアプローチが可能”になります。
ECサイト内でライブコマースを行う場合はサイトトップに告知を載せることも良いですし、SNSを活用する場合は、短めの告知動画を作成することでフォロワー以外のユーザーに拡散しやすくなります。
集客数をアップさせるためにも、できるだけ多くの手段を活用して告知を行いましょう。
ライブコマースのリハーサル
ライブ配信は色々とトラブルが起きやすいです。スムーズに配信するために、リハーサルを必ず行いましょう。
台本やタイムテーブルを作成し、台本に沿った一連の流れからカメラワークの確認を行います。途中で配信が途切れないよう、ネットワーク回線の確認も忘れずに。
ただし、作りこみすぎてはライブコマースの良さである「ライブ感」が損なわれる恐れがありますので、リハーサルは数回程度に抑えましょう。
また、ライブ配信中に視聴者から寄せられたコメントを読む用に手元にタブレットやスマホを用意すると良いです。コメントを確認するだけでなく、配信が途切れるといったトラブルにもすぐ対応することができます。
配信後のアフターフォロー
配信を終えたらすべて終わり、ではありません。
まずは配信後、ライブの告知を行ったSNSなどを通じて、配信終了の報告とともにライブ配信中に聞けなかった視聴者からの質問や今後の要望を募ります。コメントには丁寧な対応を心がけましょう。特に要望は、今後のライブコマースの貴重な参考材料になります。
ライブ配信毎にデータ分析を行うことも大切です。視聴者数に対してコメント数や購入者数はどれほどか、どのような商品が購入されているかといったことを正しく分析し、次の配信に生かします。
ライブ配信を重ねるごとに視聴者との関係値を築いていくことで、結果的にブランドの顧客に繋がっていくのです。
ライブコマースを成功させるためのコツ
ライブコマースを成功させるためには、2つのポイントを押さえることが必須になってきます。
自社の商品とライブコマースの相性
ひとつは、“ライブコマースとの相性”です。
ライブコマースに向いている商品は、「比較的安価」「サイズや色味がわかりにくい」「実際の使用感を想像しづらい」といった特徴が挙げられます。特に新作・シーズン物の商品や、お問い合わせが多い商品だと需要が高いでしょう。
ジャンルとしては、「洋服」「コスメ」「食料品」が画面映えもして相性抜群です。
洋服やコスメは、サイズや色味、使用感を実際にライブ配信で着用・使用して伝えることができるため分かりやすいです。食料品も、ECサイトでは伝わりづらい味や食感を食レポすることで視聴者に伝えることが可能になります。
自社の商品と配信者の相性
もうひとつは、“配信者との相性”です。
ライブコマースは、配信者によって左右されると言っても過言ではありません。紹介する人自身の魅力も重要になってきます。
●相性の良い配信者とは↓
・ブランドのイメージと合っている
・商品に対しての理解度の高さ、熱意がある
・ライブ配信などの表舞台に慣れていて、トーク力がある
・ブランドのターゲット層に人気なインフルエンサー……etc.
上記のポイントをもとに配信者の選定を行えば、ライブコマースの集客や売り上げのアップのほか、ブランドに対してファンがついて継続時な購入も望めます。
まとめ
以上、ライブコマースの始め方と成功するためのコツをご紹介しました。
ライブコマースは今後更なる市場拡大が予想されており、注目度も高まっています。一見難しく感じるかもしれませんが、はじめの土台となる準備をしっかりと行って経験を積み重ねていけば、どこまでも伸びしろを感じることのできる販売形態です。
ライブコマースは、自社のビジネスを成功させるためのカギを握っています。
本記事があなたのライブコマース事業の足がかりとなれば幸いです。
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