1秒で心をつかめ!いま企業が仕掛けるショート動画プロモーションの正体

気がつけば、いつの間にか見入ってしまう15秒の動画。
「これプロモーションだったの!?」と感じるほど、広告感ゼロで心をつかむ。
それが今、企業が本気で取り組んでいる『ショート動画』です。
TikTok、YouTube Shorts、Instagramリールなど、いわゆる縦型ショート動画はもはや若年層の生活に欠かせないコンテンツ。
そこにうまく溶け込むことで、企業は自然な形でブランドや商品の魅力を届けはじめています。
本記事では、「なぜ今、ショート動画プロモーションが熱いのか?」「どう作れば心をつかめるのか?」を、最新トレンドと事例から読み解いていきます!


目 次
なぜ今『ショート動画プロモーション』が注目されているのか?
これまでのプロモーション動画といえば、スキップされるもの、邪魔にされるもの、というイメージが強かったのではないでしょうか。
しかし、ショート動画プロモーションはまったく逆。
「つい見てしまう」「真似したくなる」「保存しておきたくなる」など、新しいスタイルのプロモーションとして、多くの企業が参入しています。
背景にあるのは、SNSユーザーの行動の変化です。
今の主流は『ながら見』ではなく『数秒で判断する流し見』。
そのなかで「おっ?」と目を引くには『縦型・短尺・共感』の3拍子が重要です。
さらに、ショート動画プロモーションはテレビCMよりも制作コストが低く、PDCAを早く回せるのも魅力。
企業にとってもトライしやすいプロモーション手法なのです。
心をつかむ『1秒演出テクニック』とは?
ショート動画プロモーションが成功するかどうかは、最初の1秒にかかっているといっても過言ではありません。
たとえば、次のテクニックが有効です。
・「え、これってどういうこと?」と思わせるセリフではじめる
・いきなりビフォーアフターを見せる
・テロップと効果音で視覚・聴覚に一気に訴えかける
これらの演出があるかどうかで、視聴維持率が大きく変わってきます。
さらに、ただ商品のよさを語るだけではNGです。
「使ったらこうなる」「こんな悩みが解決する」というストーリー仕立てにすることで、視聴者は自分ごととして捉えやすくなります。
そして最後は、「気になったらコメントしてね」「保存して、あとで試してみて!」といった自然なCTA(行動喚起)を入れるのが定番。
ただ見せるだけでは終わらせない、次のアクションまで設計されている点が、ショート動画プロモーションのポイントです。
話題のショート動画プロモーション【事例3選】
では、実際に縦型のショート動画プロモーションを取り入れた企業の事例をチェックしてみましょう。ドラマ仕立てで、思わず見入ってしまうこと間違いなしのプロモーションを集めてみました。
忙しすぎる人/三井住友カード
@smbc_card 「カメラを止めるな!」でおなじみの上田慎一郎監督とコラボ! みなさんはタイパを上げて生まれた時間をどのように使っていますか?? #タイパ #ショートフィルム #shortfilms #ショートドラマ #TikTokShortFilm #三井住友カード #SMCC ♬ オリジナル楽曲 – 三井住友カード【公式】
「カメラを止めるな!」で一躍有名になった『上田慎一郎』監督とのコラボプロモーション動画です。
忙しすぎて自分の誕生日さえも忘れる娘に、父からのほっこりするプレゼントが。
途中、さりげなく三井住友カードのタッチ決済を登場させ、しっかりプロモーションもおこなっています。
この動画には「なんで倍速なんだろうと。最後まで見たらわかった」「展開が素晴らしい」など多くのコメントが寄せられました。
私を好きじゃない君が好き/NTTドコモ
@docomo.official 片思いしたことありますか? #恋愛 #告白 #学生 #親友 #放課後 #ショートドラマ #短編映画 #短編ドラマ #ドラマティッカー #ドラマ #WEBREEN #ドコモ #docomo #ごっこ倶楽部 @【ごっこ倶楽部】 == 私を好きじゃない君が好き 1話 == [出演] @桑島 海空 @田倉暉久 @朝木茉永/ Asaki Mana [監督・脚本]@舟山 菜月 ごっこ倶楽部 ♬ 雨 – 神が残した夢を喰う。
NTTドコモのTikTok公式アカウントでは、青春をテーマにした学生ドラマを配信しています。劇中には必ずスマホが登場しますが、広告感は非常に薄く、ストーリー性で確実にファンを増やしています。
寄せ書きが本人にバレそう/Canva
@canvajapan サプライズの寄せ書きが本人にバレそう…
♬ オリジナル楽曲 – Canva キャンバ【日本公式】 – Canva 公式(キャンバ)
ボスの引退を前に、サプライズで寄せ書きを渡そうと奮闘する、極道の人々をコミカルに描いたショートドラマ。ボスにバレずに寄せ書きを書こうと、試行錯誤するコワモテたちが笑いを誘います。「センスある」「この広告は最後まで見ちゃう」など多くの反響を呼びました。
ショート動画プロモーションを成功へと導く工夫
実は今、プロモーションの効果は再生回数より保存数やコメント数が重視されています。
ショート動画プロモーションは、「あとで見返したい」「誰かにシェアしたい」と思わせたら勝ち。
つまり、バズらせるより記憶に残す設計が大切なのです。
ほかにも、成功している企業がやっている工夫には次のようなものがあります。
・人気インフルエンサーとコラボし、広告感を消す
・日常風のシーンでリアリティを出す
・「シリーズ化」することで、ファンをつくる
特に最近は、PRであることを明記したうえでも、「この広告好きすぎて保存した」「ストーリーに泣いた」とコメントされる『愛され広告』も登場中です。
広告と気づかせずに惹きつけるのではなく「広告だけど面白い」と評価される流れができてきています。
まとめ
商品の魅力を説明する時代は終わったのかもしれません。
今は「これ好きかも」「これ欲しいかも」と視聴者自身に気づかせるプロモーションが選ばれています。
1秒で惹きつけ、15秒で共感を生み、自然とアクションにつなげる。
そのような設計されたナチュラルさこそ、ショート動画プロモーションが支持される理由です。
SNSを開けば、あなたのタイムラインにも、きっともう心を動かすショート動画プロモーションが流れているはず。
「見せ方でここまで変わるのか!」という工夫に目を向けてみましょう。
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