マーケティングのカギを握る「F1層」とは?特徴や消費行動、効果的なアプローチ方法について
マーケティング戦略において、最も重要視すべきだと言われているのが「F1層」です。
F1層は20代~30代前半を指すマーケティング用語ですが、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。
そこで本記事では、F1層の特徴や消費行動について解説します。
効果的なアプローチ方法についてもお伝えしているので、マーケティング担当者の方はぜひご参考ください。
目 次
F1層とは?
F1層とは、20~34歳までの女性を指した性別・年齢区分のマーケティング用語です。
F1層は独身女性が多く、自分のために使える自由なお金があることから、昔からマーケティングにおいて最も重要視すべき層だと言われています。
しかしながら、近年の少子高齢化に伴い、F1層の人口は減少傾向にあります。
とはいえ、マーケティングにおいてF1層が重視されていることは変わらず、実際にドラマやテレビ番組では、F1層をターゲット制作されていることが多いです。
◎マーケティングにおける性別・年齢区分
性別・年代区分 | |
F1層 | 女性20~34歳 |
F2層 | 女性35~49歳 |
F3層 | 女性50歳以上 |
M1層 | 男性20~34歳 |
M2層 | 男性35~49歳 |
M3層 | 男性50歳以上 |
※Fは「female(=女性)」を意味する頭文字、Mは「male(=男性)」を意味する頭文字になります。
F1層の特徴
F1層がマーケティングにおいて重視される理由は、下記のような特徴からきています。ここでは、3つの観点からお話ししていきます。
トレンドに敏感
SNSやインターネットを活発に利用しているF1層は、最新のトレンドに敏感な傾向があります。
美容・ファッション・健康などの分野における興味関心が高く、トレンドを取り入れるだけでなく自ら発信する力も持っています。
購買意欲が高い
先ほどお話ししましたが、F1層は独身女性が多く、自分で自由に使えるお金が多い傾向にあります。
そのため、SNSで話題になっている商品や口コミ評価の高い商品など、自分に合ったモノを選んで購入する意欲が高いのです。
自分のための投資をする
F1層は学生から社会人へと環境の変化が起こるタイミングであるため、お金の使い方にも変化が出てくる年代でしょう。
そのため、自分のために自己投資をする人も多く、旅行や飲み会などでプライベートを充実させたり、美容・ファッションを通して自分磨きをしたりするのです。
F1層の消費行動
近年、新型コロナウイルスの影響や社会情勢の変化などをうけ、F1層の消費行動は変化しつつあります。
コスパ重視の購入スタイル
近年、増税から来る収入の減少によって、若者の間では節約志向が高まっています。
しかしながら購買意欲は高いため、よりコスパの良さを求めて買い物をする人が多いです。ファストファッションブランドやプチプラコスメ、100均ショップなどの需要が高まっています。
サブスクリプションの利用
コスパ重視のスタイルになったことで、近年人気を集めているのがサブスクリプションサービス(通称・サブスク)です。
サブスクは毎月一定の料金を支払ってサービスの利用ができるもので、特に動画配信サービス「Netflix」や「Amazon Prime Video」、音楽配信サービス「Spotify」や「Apple Music」などが人気を集めています。
SNS疲れから癒しを求める
SNSの普及により、多様な人間関係を築くことへの“SNS疲れ”を起こす若者が増えています。
その疲れを癒すために、旅行で自然に触れたり健康的な食べ物を食べたりと、体験に価値を見出す“コト”消費に注目が集まっています。
F1層への効果的なアプローチ方法
以上のことを踏まえて、企業のマーケティング担当者向けにF1層への効果的なアプローチ方法を解説します。
インフルエンサーマーケティング
1つめは「インフルエンサーマーケティング」です。F1層は、芸能人やモデルより近しい存在のインフルエンサーに憧れを抱く人が多いです。
また、F1層はクチコミを重視する傾向にあるため、インフルエンサーに商品やサービスを宣伝してもらうことは有効な手段です。
SNSプレゼントキャンペーン
最近、Xで「1年分プレゼント」キャンペーンが話題になりましたよね。色んな企業アカウントが乗っかって投稿し、どの企画もユーザーからの応募が殺到していました。
F1層はコスパ重視なスタイルのため、こういったプレゼントキャンペーンは需要が高く、SNSでの拡散も期待できると言えます。
ネットショッピングのチラシ・サンプル同封
F1層は、購買意欲の高さからネットショッピングの利用頻度も高いです。例えば、大手ECサイト「Amazon」や「楽天市場」、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などが挙げられます。
商品を注文したら届く荷物にチラシ・サンプルを同封すれば、必ず開封してもらえるため、目に留めてもらえる可能性も高いでしょう。
まとめ
今回は、マーケティングにおいて重要視されている「F1層」について取り上げました。
トレンドに対するアンテナの高さと消費意欲、そして拡散力を持ち合わせているF1層は、これからもマーケティングで意識すべき存在です。
マーケティング担当者の方は、F1層の特徴・消費行動を踏まえたマーケティング戦略を行ってみてはいかがでしょうか。
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