あつ森で拡散力UP!?企業公式島のプロモーション戦略を紐解く
「あつまれ どうぶつの森」の世界に、企業が作った島が出現していることをご存知でしょうか? 企業が公開している島は「企業公式島」と呼ばれています。企業公式島はゲーム空間を活用して、新たな顧客との接点を作ろうとする新しい試みです。
この記事では、企業公式島に着目し、その戦略に迫ります。企業公式島に興味がある方は、ぜひ最後まで見て参考にしてください。
目 次
企業公式島が注目されている理由
「あつまれどうぶつの森(以下、「あつ森」)」は、任天堂が開発した人気のシミュレーションゲームです。無人島に移住し、自分だけの島を開発していく内容のゲームで、若年層を中心に人気を集めています。
あつ森には、インターネットを通じて自分が作った島を公開できる機能があり、この機能を活用して多くのプレイヤーに訪れてもらうことが可能です。独自のデザインやカスタマイズができることから自由度が高く、企業がブランドイメージを伝えるのにも適しています。
再現性の高い島を公開することで注目を集めやすくなることから、SNSでの拡散やブランドイメージの構築に活用する企業が増えています。
個性あふれる企業公式島を紹介
企業公式島を調査すべく、筆者が実際に次の3つの島を訪れてみました。
●UNIQLO
●コメダ
●イオンネットスーパー
それぞれ企業のこだわりが反映されており、かなりの時間をかけて作成したことがわかります。実際に島の様子を見ていきましょう。
UNIQULO
ユニクロが公開する島に訪れると、たくさんの花に囲まれたのどかな雰囲気の街がありました。島の中を散策すると、ユニクロの看板もいくつか見えます。
街の中を進むと、あつ森の中に再現された実際の店舗を確認できます。見れば見るほどユニクロの店舗そのものです。
商品のポップやリサイクルボックスなど、細かな点も忠実に再現されており、まるで実際に店舗を訪れたかのような体験ができました。
コメダ
島の中では、いたるところで顔出しパネルを発見できます。
街の中を散策すると、コメダ珈琲店の店舗が見つけられました。
コメダ珈琲店でお馴染みの家具やシロノワール、コーヒーカップなどが配置されており、まるで本物の店舗にいるかのような気分を味わえます。
あまりの再現度の高さに、過去に店舗へと訪れた記憶を想起させられました。思わずまた訪れたくなるようなクオリティです。
イオンネットスーパー
イオンネットスーパーは、イオンの店内とネットスーパーの作業場を表現した島です。店舗前の道から、すでにイオン周辺の雰囲気が忠実に表現されています。
店舗に入ると、日用品をはじめとした商品がずらりと並んでいます。お魚やお肉のコーナーなどもあり、実際にイオンへと訪れ、買い物をしにきているような気持ちになりました。
また、イオンネットスーパー島の魅力は、バックヤードをのぞき見できることです。普段は知ることのない裏方まで見られるのは、かなり貴重な体験ですね。
店頭だけでなく、バックヤードの再現性も高いのが魅力です。商品が店頭に並ぶまでに、多くの人の手と手間がかかっていることが実感できます。
企業公式島を公開するメリットとは?
あつ森は、自分好みの島を自由に作れるだけでなく、オンラインを通じて独自の世界観を共有し合えるゲームです。一般のプレイヤーだけでなく企業が参戦することで、ブランドイメージや世界観を伝えるだけでなく、好印象をもたらすメリットがあります。
なぜ好印象につながるのかというと、ゲーム内で企業の世界観を表現するには、それなりの時間や労力がかかるためです。企業が時間と労力を惜しまず取り組んでいる様子がプレイヤーに伝わることで、企業が自社のブランドや製品に対して真剣に取り組んでいるという姿勢を示すことになります。
また、こだわって作成するほど再現度が高くなり、拡散される機会も多くなるでしょう。実際にYouTube上では、企業公式島のレビュー動画が数多く投稿されています。島の完成度が高ければ高いほど注目されやすく、多くの人にブランドを伝える機会になります。
企業公式島への行き方
企業公式島のプロモーションに興味がある方は、ぜひ実際に訪れてみてください。企業公式島への行き方は、次のとおりです。
1.Nintendo Swich Onlineに加入
2.自室のベッドに横になる
3.「眠る」→「夢を見たい」を選ぶ
4.企業が公開している夢番地を入力する
夢番地は、企業が公開しているホームページなどで確認できます。実際に訪れてみると、細部まで作り込まれていることに驚かされますよ。
まとめ:企業公式島はマーケティングの新たな可能性を示す
企業公式島の公開は、プレイヤーが楽しみながら企業とつながる新しい形のマーケティング手法です。顧客との新たな接点をつくり、新たな価値を生み出すことに成功しています。
労力はかかりますが、注目度の高さや顧客との接点を生み出すポテンシャルを秘めていることから、今後もさまざまな企業が参入するかもしれません。
あつ森が好きな企業担当者の方はぜひ、企業公式島でユーザー体験の場を提供してみてはいかがでしょうか。
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