【2022年最新】メタバースの企業参入事例を紹介!
テレビやソーシャルメディアを通じて、メタバースという言葉を最近よく耳にするようになりましたね。
そんなメタバースについての疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、メタバースについての解説と、企業の参入事例を紹介したいと思います。
本記事はメタバースに触れたことのない方にもわかりやすく簡単に説明していますので、安心して記事を読み進めてくださいね。
メタバースとは?
メタバースとは、超越という意味を持つ「メタ」という言葉と、宇宙を意味する「ユニバース」という言葉を組み合わせた造語です。
メタバースは、インターネット上にある仮想空間のことを指します。
例えば、オンラインゲームである「フォートナイト」や、任天堂が発売している「あつまれ どうぶつの森」もメタバースです。
メタバースではオンライン上の仮想空間の中で、人との交流や疑似体験が可能となります。
また、メタバースは世界から大きな注目を集めていて、AppleやFacebook、Microsoftといった大手事業が多額の資金を投資しています。
特に、facebookはメタバースを意識して、社名を「メタ・プラットフォームズ」に変えたことでも世間を騒がせました。
メタバースのプラットフォームとして有名なのが「VRchat」や「 Decentraland 」です。
これらを含めた多くのプラットフォームがまだ日本語に対応していない状況ですが、市場規模は年々拡大しています。
日本国内でもメタバースの導入や検討をする企業が増えており、流行の兆しを見せている状況です。
メタバース参入事例
それでは、実際にメタバースに参入した企業の事例を紹介します。
BEAMS
BEAMSは衣料品の輸入や販売を行うセレクトショップで、自社でオリジナルの衣料品も販売している企業です。
BEAMSは、バーチャルマーケットと呼ばれるバーチャル空間で出店ができるフェスティバルで、衣料品を販売しました。
BEAMSは、過去に3度バーチャルマーケットに出店しており、早くからメタバースに参入している企業です。
バーチャルマーケットでは、「現実で着ることができる服」と「メタバースの世界でアバターに着せられる服」の両方を販売し、売上を伸ばすことに成功しています。
バーチャルの服の場合、服を着るのは自分のアバターなので普段の自分では着られないような色々な服装にチャレンジできるのが魅力的なところです。
現実的な視点で見ると実態のない服ではありますが、バーチャル空間での衣料品にも需要があるということがわかります。
SMBC日興証券
証券会社として、初のメタバース参入となるSMBC日興証券。
バーチャルマーケット2021に初出店したことで話題になった企業です。
イベントでは「株価連動ジェットコースター」で日経平均株価の値動きを再現したアトラクションを設置しました。
メタバースでは、VRゴーグルを着用することで没入感のある体験ができるので、本当にジェットコースターに乗っているような感覚で楽しむことができます。
また、ブース内にはSMBC日興証券の証券アナリストと話すことができるバーチャル座談会を実施しました。
証券会社として初めての参入ではありましたが、多くの反響が寄せられた事例です。
JR東日本
JR東日本は、メタバース空間で秋葉原駅を楽しむことができる「シン・秋葉原駅」をオープンしました。
スマートフォンでも利用できるため、気軽に楽しむことができるメタバース空間となります。(現在も公開中)
秋葉原駅の内部や周辺を自由に移動できるのですが、バーチャル空間なのにまるで本物のような精巧さに驚きです。
メタバース空間では仮想のsuicaを買って、山手線に乗ることもできます。
現時点で実装はされていませんが、バーチャル駅で買い物ができたり、セミナー受講やライブ配信が楽しめたりなどのサービスができたら面白そうですよね。
JR東日本のメタバース事業の発展に注目したいと思います。
メタバース参入の留意点
ここ最近の日本国内での動きとして、大手企業が続々とメタバース事業の拡大に力を入れている背景があります。
例えば、GREEはバーチャルライブ配信アプリを手がける子会社の「REALITY」を中心に、3年をかけて約100億円をメタバース事業へ投資することを発表しました。
また、エイベックスはバーチャルエンターテイメント事業を専業とした「バーチャルエイベックス株式会社」を設立しています。
このように、メタバース業界全体が発展に動き出しているといえます。
しかしながら、メタバースはまだまだ一般的とはいえず、現状として先行者のみがメタバースを楽しんでいる状況です。
それに加えて、メタバース業界に参入したばかりの多くの企業が手探り状態なのは否めません。
そのため、メタバース業界はまだまだ企業が参入するには不安定な要素が大きい状態といっていいでしょう。
メタバース参入は、上手くいけば先駆者のメリットを享受することができます。
しかしながら、早くから参入するということが必ずしもメリットばかりではないといえそうです。
各企業やメタバース市場の動向を見ながら、参入の時期についてはしっかりと検討する必要があるといえます。
まとめ
今回は、企業のメタバース参入事例を紹介しました。
実際に企業の参入事例を見て、メタバース参入のイメージがつかめたでしょうか。
メタバースは、これからどんどん発展していくものと思われます。
今後、もしメタバースへの参入を決めるとしたら、どんな事業にしたいと考えますか?
ぜひ本記事を参考に、発想を膨らませていただけると幸いです。