Xの対話型AI「Grok」の回答が面白すぎる。特徴やバズった回答集をご紹介
X(旧Twitter)の対話型AI「Grok(グロック)」をご存じですか?
先日、話題のニュースを要約できる新機能がリリースされたことで、Xのトレンド入りをするなど注目を集めているAIです。
そこでのGrokの回答が“面白すぎる”とバズっていたので、一体どんな回答をしているのか調査してみました。 Grokの特徴や、ほかの対話型AIとの違いについてもまとめています。
Xの対話型AI「Grok」とは?
Grok(グロック)とは、イーロン・マスク氏率いるAI企業・xAI社が開発した対話型AIです。
xAI社は2023年7月、「宇宙の理解を目的とした優れたAGI(汎用人工知能)を構築すること」を目的としてイーロン・マスク氏が立ち上げました。
その後2023年11月にGrokは公開され、今年3月にはGrokの新しいモデル「Grok-1.5」が発表されています。
新機能「Stories on X」が登場
日本時間5月8日に発表された新機能「Stories on X」は、Xのトレンドを要約できる機能です。
本機能はiOS版およびWeb版にて公開されており、現時点(2024年5月9日)でAndroid版の公開はされていません。
また、Grokが使用できるユーザーはX(旧Twitter)のPremiumユーザーのみ。Premiumユーザー以外の利用は今のところできませんのでご注意ください。
Premiumユーザーであれば、Exploreタブより利用可能です。
ほかの対話型AIとの違いはある?
そんなGrokは、先ほど申し上げた通り「優れたAGI(汎用人工知能)の構築」を目指しています。
AGI(汎用人工知能)とは、さまざまなタスクを人間と同じように処理することができる人口知能のこと。場合によっては、人間以上の知能を発揮することもあるAIの進化系です。
特定のタスクを処理することを目的とした特化型AIとは異なり、汎用性が高く独自で処理する能力に秀でているのがAGIです。
日本では2023年10月4日、ソフトバンクグループ・孫正義会長兼社長が主催イベントにて、「AGIを10年以内に実現する」といった旨の発言をされていたこともあり、注目が高まっているコンテンツでしょう。
xAI’s Grok system is designed to have a little humor in its responses pic.twitter.com/WqXxlwI6ef
— Elon Musk (@elonmusk) November 4, 2023
そのため、ほかの対話型AIよりも人間味のある回答が可能で、マスク氏はX(旧Twitter)にて“回答にユーモアを持たせるように設計されている”と発言しています。
xAI’s Grok system is designed to have a little humor in its responses
xAIのGrokシステムは、応答に少しユーモアを持たせるように設計されています
Grokの回答が面白いことでバズっているのは、もともとの開発段階で組み込まれていたからなのですね。
Grokによる面白回答集
ここからは、Grokによる面白回答をまとめてみました。万バスしている投稿もいくつもあるので、ぜひお気に入りの回答を見つけてみてください。
話題のXの新機能Grokを使ってみたんだけど、ちょっといじわるしてみたら5億倍くらいの火力で煽り返されて号泣した。
— 鰐軍壮 (@WANIGUNNSOU) May 8, 2024
イーロンが直接返信してるんじゃないかと疑うレベル。 pic.twitter.com/7NubyOmiQT
しょっぱなからパンチの強い回答が……。
対話型AIはかしこまった言葉遣いで真面目なイメージを持っていたのですが、すぐにその印象がへし折られました(笑)
なかなか理解が早いぞ#Grok pic.twitter.com/9ses1Bea8n
— 服部グラフィクス (@hattori2000) May 7, 2024
こちらは語尾を「~でヤンス」に変えてとの要望なのですが、違和感なく変わっています。やはり優れたAGI(汎用人工知能)の構築を目指しているだけあって、順応性が高いですね。
マラソン順位問題
— EARLの医学ツイート (@EARL_med_tw) May 8, 2024
Grok、アウトー pic.twitter.com/45bBu9bvAg
また、ひっかけクイズを出題している人も。マラソンの順位問題で「4位の人を抜くと何位になるか」の問いに、Grokは「3位」になると回答しています。
しかしながら、この問題の答えは4位。4位の人を抜く=4位になるのは当然なことですが、意外と間違いがちですよね。そんなひっかけにひっかかるGrok、ある意味人間らしいかも……?
実は英語で聞いたら回答変わる?と思って適当英語で聞いてみた。 https://t.co/C5O80HYgF0 pic.twitter.com/vykb2tyQzo
— Hirofumi Hida (@hirofumihida) May 8, 2024
ちなみに引用リポストにて気になる回答も見つけました。なんと、英語で質問すると4位との回答が。英語だと正確性が増すのか、Grokの知能が向上しているのかのどちらかだと考えられます。
いままで敬語で、丁寧かつ冷静、客観的に答えてくれてたGrokが、突然早口にタメ口に「昔のTwitterはオワコン、XはAIを取り入れて進化してる」と言い始めた pic.twitter.com/xH6JpwtPss
— けんすう – きせかえNFTの「sloth」 (@kensuu) May 8, 2024
さらに、マスク氏の考えが反映されているのでは?と感じる回答も。「昔のTwitterはオワコン」だと読み取れる意見で、まさにTwitterをXに変えたマスク氏の意向に沿ったものです。
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よくよく調査していくとGrokには、「標準モード」とユーモアを交えて回答する「ユーモアモード」の2種類が搭載されているようです。
こういった面白回答は、もしかすると質問したユーザーが「ユーモアモード」を選択しているのかもしれません。
まとめ
今回は、X(旧Twitter)の対話型AI「Grok」についてご紹介しました。
現在はテスト公開中ですが、今後本格的にサービスが開始されれば、色んな機能が追加されていくかもしれません。
しかしながら、これまでのマスク氏の動向を見ていくと、今後Grokが全ユーザー(Premiumユーザー以外も)使えるように可能性は高くないでしょう。
Grokを使用してみたい方は、X Premiumに加入することをおすすめします。
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