【ユーザーとの距離を近づけたい】企業の硬いイメージを変えたいなら、「キングジム」を参考にするべき
オフィス用品を取り扱う会社として知られているキングジムをご存知でしょうか。
事務の仕事に携わった経験のある人なら、名前を聞いたことがあるかもしれません。
キングジムはSNSやホームページを活用した Web 戦略に優れた企業です。
今回は、Twitter・Instagram・Facebookの3つのSNSを運用しているキングジムを紐解いていきます。 SNSで企業アカウントを運用している方や、これから運用を始めようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目 次
キングジムとは?
キングジムとは、オフィス家庭用品を取り扱う企業です。
オフィスで使われる文具を販売しているイメージの強い会社ですが、文具だけでなくオフィスに関わるあらゆる商品の生産・販売をしています。
中でもよく知られているのが、「テプラ」や「キングファイル」です。
ご存知の方も多いかと思いますが、テプラはキングジムの主力商品で、専用のテープに文字を印刷してラベルを作ることができる商品です。
キングファイルと併用して使われることも多く、キングジムは事務職におなじみの商品を多数販売しています。
キングジムのTwitter運用
それではまず、キングジムのTwitter運用を見てみましょう。
ユーザーとの関係を大切にしている
「ユーザーとの距離が近い」という特徴が見られるのがキングジムのTwitterです。 先日はこのような投稿をしていました。
雑談タイムを設けて、ユーザーに聞きたいことを募るという内容です。
こちらのツイートには、90件以上のリプライが寄せられています。
雑談から商品に関する問い合わせまで、丁寧に返事を返していました。
ユーザーと雑談する目的で、時おりこのようなツイートを投稿しているようです。
雑談をすることで、ユーザーが企業に対して感じていることを直接聞くことができます。
「商品の名前が思い出せません」「こういう悩みを解決できませんか?」という問いに対して、キングジムは商品の案内をしています。 交流を図ることで、商品の購買にもつながっているようです。
ユーモアのある投稿
企業アカウントのSNS投稿には、硬い印象があるという人もいるのではないでしょうか。
キングジムは時おり、ユーモアを交えた投稿をしています。
普段は商品に関する情報などを発信していますが、雰囲気が和らぐようなツイートも交えている点が印象的です。
キングジムはよく自社に関する話題のツイートを見つけては、積極的にリツイートをおこなっています。
自分から発信するだけでなく、ユーザーの投稿を拾い上げてネタにすることで、企業へのイメージを柔らかくしていますね。
キングジムのInstagram運用
さて、次にキングジムのInstagram運用を見てみましょう。
Instagramでは、文章・画像・動画などを使い、商品の魅力を掘り下げて伝えています。
Twitterで投稿できる文字数は140文字だけですが、Instagramでは1件の投稿に対して多くの情報を入れることができます。
上記の投稿では、動画で商品の魅力をしっかり伝えつつ、さらに文章でもわかりやすく解説しているところがポイントです。
Instagramでショート動画を投稿する場合、説明文がないがしろになってしまうというケースがけして少なくありません。
キングジムはSNSで使える機能をすべて有効活用し、文章や画像・動画を使って丁寧に商品の魅力を伝えています。
また、TwitterだけでなくInstagramの投稿でも、ユーザーのコメントに対してアクションを取っています。
ユーザーに対して返信するということは労力のかかることですが、それを丁寧におこなっているのがキングジムのSNS運用の特徴です。
キングジムのFacebook運用
キングジムはFacebookの運用にも力を入れています。
週に2〜3度のペースで投稿を行なっており、絵文字や箇条書きを使って商品の魅力をわかりやすく伝えています。
Facebookでは、海外のユーザーからコメントがくることもあるようです。
そこで、キングジムのFacebookでは海外の方のお問い合わせ先も設置。
ユーザーの層やニーズに合わせた工夫が見られます。
また、Facebookではショップ機能を使ってwebサイトで気になった商品を購入できるようになっています。
気になった商品があるユーザーがいた場合に、スムーズにオンラインショップへつなげられるようにしている点は、戦略として大変参考になりますね。
キングジムの参考にしたいポイント
キングジムの参考にしたいポイントは、ユーザーに寄り添った発信と、堅くなりすぎない投稿内容です。
3つのSNSを活用しているキングジムは、親切・丁寧な対応を心がけています。
SNSを複数運用するだけでも大変なことですが、それぞれで丁寧な説明文を準備し、コメントに対して丁寧に対応するというのは、なかなか労力のかかることです。
ただ丁寧に対応するだけでなく、時おりユーモアも交えながらユーザーとの関係性を大切にしている点は、とても素晴らしいポイントだと感じました。
まとめ
今回は、キングジムのSNS(Twitter・Instagram・Facebook)に注目してみました。
企業アカウントというとお堅いイメージがありますが、キングジムのように程よい距離感で適度にくだけた印象を与えると、親しみやすいイメージに変えることができます。
また、それぞれのSNSに適したトーンでの発信をおこなっている点も参考になりますね。
ユーザーとの距離を近づけたい人や、複数のSNSを運用したい人、企業の堅いイメージを変えたい人は、ぜひキングジムのSNSを参考にしてみてください。
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