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SNSで1000万人のファンを獲得したハーゲンダッツの戦略とは?

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「高級な大人のアイスクリーム」といったイメージのあるハーゲンダッツ。

今ではSNSマーケティングは一般的になりましたが、ハーゲンダッツは早期にSNS運用に取り組んだ企業です。

ハーゲンダッツはSNSで1000万人を超えるファンから愛されるようになりました。

本記事では、そんなハーゲンダッツのマーケティング戦略について紹介します。

ハーゲンダッツのSNS運用に興味のある方や、SNSマーケティングを実施している企業担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

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ハーゲンダッツがSNSマーケティングに取り組んだワケ

ハーゲンダッツがSNSの運用を始めたのは、2013年頃のことです。

当初は主にテレビを使って集客していたハーゲンダッツでしたが、思うように宣伝効果が見込めなくなりました。

その理由は、「若者のテレビ離れ」です。

SNSの普及にともない、ターゲット層のテレビ視聴時間が減少しました。

ハーゲンダッツのターゲット層は、20〜34歳の女性です。

若者がテレビ離れしてしまうことにより、ターゲット層である若い女性に、うまくPRできなくなりました。

以上のように、若者のテレビ離れにともなってターゲット層へのアプローチにズレが生じたことから、ハーゲンダッツはSNSを活用した戦略に取り組むこととなったのです。

ハーゲンダッツのブランド

具体的な戦略や事例を見る前に、ハーゲンダッツのブランドについて紹介します。

ハーゲンダッツは1961年にニューヨークで誕生し、1984年に日本に上陸しました。

当時、素材にこだわった高級なアイスクリームは、日本ではあまり馴染みのないものでした。

中には、アイスクリームといえば「子どもが食べるもの」というイメージを持つ人も。

しかし、ハーゲンダッツはそんなイメージを打ち破り、大人から愛されるアイスクリームとしてのイメージを獲得しました。

これから紹介するSNSマーケティング戦略の中でも、ハーゲンダッツはブランドのもつ「憧れの世界観」を壊さないような発信を心がけています。

ハーゲンダッツのSNSマーケティング戦略

それでは、ハーゲンダッツのSNSマーケティング戦略を紹介します。

4つのSNSでメインターゲットに向けた発信を実施

ハーゲンダッツは、Facebook・Instagram・LINE・Twitterの4つのSNSを活用し、消費者に向けて発信を行ないました。

Facebookではオフィシャルな雰囲気、Instagramではおしゃれなコンテンツを意識するなど、各種SNSの特色に合わせた投稿を発信しています。

Instagramでは、シンプルながらおしゃれ感のある投稿が目立ちます。

それに対して、Twitterではやや気さくな感じでユーザーに問いかけた投稿も多く見られますね。

Facebookは、Twitterよりも少し落ち着いた雰囲気です。

Instagramより、やや気さくなイメージも感じます。

4つのSNSを活用しながら、それぞれをうまく使い分けている印象があり、ハーゲンダッツの工夫が感じられます。

UGC(=お客様自身の声)を活用

ハーゲンダッツはUGCを活用したSNSマーケティングを行ないました。

UCGとは、ユーザーがつくったコンテンツのことです。

ハーゲンダッツがUGCを活用した施策の中で反響が大きかったのが、「幸せのハーゲンハート探し」でした。

ハーゲンハートとは、ハーゲンダッツの蓋を開けたときにあらわれるクレーターが、ハートの形になっているものを指します。

もともと、ハーゲンハートはハーゲンダッツの関係者が見つけたものではなく、ファンの人たちが自主的に投稿したことから発見されたものです。

それをハーゲンダッツ公式が取り上げて、「幸せのハーゲンハート探し」というHPを作成しました。

そして、SNSやYouTube・テレビといったあらゆる媒体で拡散されることとなりました。

これまで消費者の声を大切にしてきたことから、ハーゲンダッツは今もなおTwitterやInstagramをはじめとしたSNSで注目されています。

ハーゲンダッツのキャンペーン事例

数々のキャンペーンを行なっているハーゲンダッツ。

最近のキャンペーン投稿で実施されたキャンペーンを紹介します。

こちらのツイートで紹介されている新商品のプロモーション動画に、アクマ(悪熊)と呼ばれるクマのキャラクターが登場しています。

このキャラクターに声をあてている「声優」を予想して、新商品を当てようというキャンペーンです。

引用リツイートでハッシュタグをつけることで参加できるキャンペーンで、参加数はなんと7300件以上と、大きな反響を呼びました。

近年、声優が注目される機会が増えており、アニメを見ることの多い世代に働きかけることができたキャンペーン企画でした。

正解発表の投稿ツリーでは、予想が当たっていたか外れていたかというコメントで賑わっています。

そして、正解発表とともに、明日の発売の商品について改めて告知。

発表のタイミングに合わせて、消費者の商品への関心を高める狙いが感じられます。

まとめ

今回は、ハーゲンダッツのSNSマーケティングに注目してみました。

ハーゲンダッツは、以下のような取り組みで多くのファンを獲得しています。

・ブランドイメージを損なわない工夫
・SNSの特色に合わせた投稿
・UGC(ユーザーのコンテンツ)を活用した取り組み
・ユーザーの興味を惹くキャンペーン企画

どれもSNSマーケティングを実施するときに参考にしたいポイントです。 ハーゲンダッツの取り組みを参考に、ぜひ自社のSNSマーケティングにも活かしてみてください。

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ライター紹介

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1995年生まれの女性フリーライター。 当時2歳の子どもを育てながら、26歳でWEBの世界へ飛び込みました。 SNSの運用やWEB活用方法についての記事をお届けします。
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