これからはショート動画の時代!!抑えておくべき動画マーケティングのポイント
今、SNSにおいてショート動画がアツいことをご存じでしょうか!?とくにZ世代は、TikTokやYouTubeの利用率が顕著です。スマートフォンの普及により、以前より動画を気軽に見られ、SNSの普及により、見るだけでなく発信できる時代となりました。
身近になった「動画」ですが、なかでも「ショート動画」が注目されています。今回の記事では、そのショート動画を、マーケティングと関連付けて深掘りしていきます!
企業事例を挙げてポイントを見ていきますので、動画をビジネスに取り込みたいと考えているマーケティング担当の方は必見です!
目 次
ショート動画の主なツール
TikTok
すっかりお馴染みとなったTikTok。中国発のSNSで、2018年あたりから若者を中心として普及しました。15秒から1分ほどの動画を投稿できるツールですが、人気のひみつはたくさんの機能が使える点です。動画にBGMを付けられることはもちろん、倍速で撮影できたり、編集機能が豊富だったりと、オリジナリティーあふれる動画作成が可能です。
YouTube
動画といえばYouTube。10代20代のYouTube利用率はなんと9割を誇ります。いやいや、今さらYouTubeの解説なんていらないよ、と感じる方もいるでしょう。YouTubeショートというサービスをご存じでしょうか。これはショート動画の需要が世界的に広まっていることをうけ、YouTubeが新たに始めたサービスで、今人気を集めています。
このサービスはスマートフォンからのみ視聴・投稿できることが特徴で、最長60秒の縦型の動画となります。このサービスの普及により、ますますYouTuberデビューしやすくなったといえます。
Instagramには「リール」という動画機能があります。こちらも最長60秒の縦型の動画で、画面いっぱいに表示されることや、リールの投稿自体にハッシュタグを付けられることなどが人気の理由です。以前から人気だったSNSツールがショート動画機能を新しく加えることにより、関係の再構築が省けるので企業にとっても効果的だといえます。
なぜショートなのか
既存のSNSツールがどんどんショート動画機能を開始していることから、世界的に需要が高まっているとわかりますが、なぜショートなことに意味があるのでしょうか。
時間を気にせず楽しめる
隙間時間を楽しむのに、ショート動画はうってつけです。気軽に見られることに加えて、ほとんどのツールで視聴者の趣向に合った動画が次々と出てくる仕組みになっているので、視聴者を飽きさせません。
投稿側が悩まない
なにを投稿しようかな、と内容を作りこまなくても気軽に投稿できる点が特徴です。ただ踊っている動画や、動物や赤ちゃんの面白動画など、単純なものが意外とバズったりするのです。
縦型動画の気軽さ
さきほどから、縦型であることを強調してきましたが、ここに大きなポイントがあります。視聴者・投稿者の両者のハードルを下げるからです。今までは横型の動画が主流でしたが、スマートフォンを横に持つといったアクションを一つ省くことでより動画が身近になりました。撮影も同じことが言え、ぱっと撮影したものをそのまま投稿できるので気軽です。こんな、横を縦にすること、些細なことと思いがちですが大きな意味があるのです。
動画マーケティングのメリット
ショート動画がアツいのは若者だけではありません。企業にとっても、新しく取り込むビジネスツールとして重要視されています。では、企業がショート動画をマーケティングに活用するメリットを見ていきましょう。
ひとつの動画をさまざまなツールで共用できる
さきほど挙げたように、ショート動画ツールはいろいろなものがあります。ひとつ動画を作っておけば、YouTubeにもInstagramにも使えるので、費用を抑えられます。
それぞれにメリットが分散されている
各ツールでマーケティングのメリットが分散されている点を活かさない手はありません。TikTokはバズりやすいツールなので、ひとつ動画がバズると一気に企業認知度を上げられます。
YouTubeはYouTube自体が検索されやすい媒体なので、その点だけでも強みです。さらに、YouTubeショートはこれから強化され、流行る可能性を持っているので、乗り遅れないように早めに始めた方がよさそうです。
Instagramのリールはハッシュタグを付けられるので、商品の購買へとつながる点が強みです。企業認知から、さらに一歩進んだ使い方ができます。
企業のショート動画活用事例
マイナビ転職
YouTubeチャンネルをもつマイナビ転職ですが、YouTubeでは履歴書の書き方や、面接で意識するポイントなど、転職にまつわる動画を投稿しています。しかし話題となっているのはYouTubeショートで投稿されている「仕事あるある」というものです。
「他人のミスに安心しちゃう自分」や「取引先の企業ってなぜかめっちゃ魅力的に見える」など、視聴者が「あ~わかるわかる!」と楽しんで見られるショート動画がバズっています。
デリッシュキッチン
料理レシピを提供するアプリ「デリッシュキッチン」ですが、Instagramのリールをうまく活用しています。料理を作る工程をショート動画にしているのです。
動画にすることで、レシピを文字で読むよりもわかりやすいと人気です。さらに、ショート動画である点が、忙しい主婦たちにとって重宝されています。Instagramは主婦層のユーザーが多いので、Instagramのリールを活用するのは効果的です。もちろんハッシュタグ機能により、アプリのダウンロードにつなげる効果もあります。
コカ・コーラ
誰もが知る企業、コカ・コーラ。コカ・コーラはTikTokで「#リボンでありがとうチャレンジ」を実施しました。これはハッシュタグをつけて投稿された動画の中から、素敵なものを渋谷の屋外ビジョンで放映するキャンペーンです。
企業自体の動画がバズったのではなく、ユーザーを巻き込みながら楽しくできる企画が話題となりました。コカ・コーラを片手に撮影する決まりを作ることで、商品のPRにもつながっています。
まとめ
ショート動画は若者のためだけではないことが、おわかりいただけたでしょうか。ショート動画は楽しむだけではなく、ビジネスにおいてもどんどん活用されています。まだ需要が高まっている渦中ですので、乗り遅れないようにしてくださいね!
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