バズってない?企業・インフルエンサーがTwitterを活用するときに注意したいこと5選
Twitterは匿名で利用でき、かつ誰でも簡単に始められることから広く利用されているSNSです。
日本国内でもアクティブユーザーが4,500万人以上とLINEに次ぐ利用者数を誇っています。
そのため企業やインフルエンサーがSNSを使う場合、Twitterは活用したほうが良いでしょう。
ですが何の目的もなしに使ってはなかなか成功しません。
今回はそんなTwitterの運用方法について解説します。
目 次
Twitterは拡散されやすいSNS
Twitterは他のSNSに比べて、拡散力に長けています。
RT(リツイート)と呼ばれる拡散機能があるため、タップひとつで大勢の人々に気軽に情報を拡散できるのです。
似たような機能でいえばFacebookに「いいね」「シェア」の機能がありますが、運営側のアルゴリズムにより強固に制御されているため、拡散力はあまり高くありません。
一方Twitterでは、RT機能は誰でも使える上に、規約違反さえしていなければ野放し状態に近いため、利用者がRTしたいと思ったタイミングで自由に拡散できます。
RTした情報はそのRTを行った方のフォロワー全員が見られる(ミュート時は除く)のもあって、フォロワー数が多ければ多いほど情報の拡散力が増す傾向にあります。
また呟いたツイートにどれだけ反応があったのかは、公式で閲覧できるアナリティクスというツールを使い、誰でも簡単に分析が可能です。
これらのことから、Twitterは企業・インフルエンサー問わず拡散力が優れているSNSとして利用されています。
Twitterを運用するうえで意識しておくべきこと5選
先述した通り、Twitterは拡散力に優れ、企業やインフルエンサーの情報発信として利用されているツールです。
しかし、実際に使ってみるとどれだけ情報を発信してもなかなか見てもらえず、フォロワーが増えないといった状況に直面します。
Twitterは簡単に参入できる一方で、情報を拡散するには、ただ情報を発信しているだけではなかなか見向きもされません。
何故なら、Twitterは利用者が多い分、センスのあるツイートが多いからです。
その中で目立たなければフォローはもちろん、いいねやリツイートすらしてもらえません。
そのためTwitterを運用するなら最低でも以下の項目は意識するようにしましょう。
・140字ギリギリまで使う
・「いいね」よりもRTを狙う
・RTは共感ではなく共有が肝心
・当たり前から少し視点をずらす
・自分から積極的に他ユーザーに絡み、アクションを起こす
それぞれ1つずつ詳しく解説します。
140字ギリギリで使う
Twitterで表記できる最大の文字数は140字です。
しかし最大限文字数を表記している人はほとんどいません。
何故なら140字をいちいち意識して呟くのが非常に手間だからです。
Twitterは感情と直結しているSNSとも言えます。
テレビや映画を視聴しているとき、見終わってから文章を考えてツイートする方よりもその時の感情を短文でツイートする方のほうが多いです。
数年前にはテレビで「天空の城ラピュタ」が放送されていたときに「バルス!」と唱えるシーンで多数のTwitterユーザーが同時に呟きサーバーが一時的に落ちたことがありました。
そういったことからも、Twitterは短文で感情を元に発言する場所であることがわかります。
逆にいえば、140字ギリギリまで使っている人はあまりいません。
そのため140字ギリギリまで使って投稿するだけでも、タイムラインの中で目に止まりやすくなります。
改行をしていればなおさらです。
縦に流れていくタイムラインだからこそ、改行しひとつの呟きを縦長表にすることで、呟きを視覚的にもアピールできます。
誰でもできる方法なので、毎回投稿の際には意識しましょう。
「いいね」ではなくRTを狙う
Twitterには呟きに対して行えるアクションが3つあり、「返信(コメント、リプライ)」「いいね」「RT」です。
このうち、返信(コメント:リプライ)はその呟きに対しての反応なため、拡散力は高くありません。
一方で「いいね」と「RT」に関してはフォロワーのタイムラインに表示されます。
だったらどちらでもいいじゃないかと思えますが、「いいね」に関しては設定から非表示にすることが可能です。
つまり、「いいね」を非表示にしているユーザーのタイムラインには表示されないため、Twitterが持っているせっかくの拡散力を活かせません。
RTの場合、特定のユーザーからのRTは非表示にできますが、全てのRTを非表示にはできません。
そのため、あるひとりのフォロワーが非表示にしていたとしても巡り巡って情報を届けられるかもしれません。
Twitterを効果的に運用する場合は、なるべくRTされる呟きを心がけましょう。
RT(リツイート)は共感ではなく共有が肝心
Twitterにおける「いいね」と「RT」の違いは、共感と共有にあります。
・いいね:共感
・RT:共有
以上のように、その呟きを見て「いいな」と思った場合は「いいね」をしてもらいやすく、「誰かと共有したい!」と感じられた場合はRTされる傾向があります。
そのためなるべくRTしてもらいやすい、誰かと共有したい情報を発信するのがポイントです。
特定のターゲットにのみに刺さる呟きよりも、その先の行動を促すような内容にすると良いでしょう。
Twitterの場合、こうすれば間違いなくRTされるというものはないため、競合他社のアカウントでどの呟きがRTされやすいのかなどを分析してみてください。
当たり前から少し視点をズラす
Twitterで呟く時、当たり前のことばかり呟いていませんか?
誰でも思いつくような内容は、基本的に見向きもされません。
芸能人のように一定のファンを持った方々は別になりますが、アカウントを作ったばかりの一般人や企業はファンがいませんよね。
そういった場合に意識したいのが、当たり前から少し視点をずらすことです。
呟きを見た人が「そうだったのか!」「そういう視点もあるか……」「面白い視点だなぁ」と感じるような内容がベストでしょう。
そうすれば、タイムラインの中でも自然と目立ちますし、いいねやRTも期待できます。
面白い人だと感じてフォローしてもらえるように、他のアカウントとは違う視点を意識付けることが大切になります。
自分から積極的に絡み、アクションを起こす
Twitterは独り言のように発信し続けるツールではありません。
140字という少ない文字数ながらも誰かとコミュニケーションを取れるSNSです。
社内規定や方針によりTwitterで他のアカウントと交流NGの場合は別ですが、そうでないのなら積極的に絡んでいきましょう。
よほど変な人でもない限り、Twitterでリプライ(返信のこと)をもらって嬉しくない人はいません。
商品名や社名、自分の名前で検索し、呟いている人に向かってアクションを起こしてみましょう。
すぐに拡散力を得られるわけではありませんが、地道に行動することでファンがつき、拡散力を高めることが可能です。
まとめ
Twitterは誰でも簡単に始められるSNSで、RTという機能によって拡散力に優れています。
一方でユーザーに拡散されるためには意識的に呟いていかなければなかなか拡散されません。
そのためには140字という文字数をいっぱいまで使い、なるべく共有したいと思える情報を盛り込んでいきましょう。
また、他の人から少しズレた視点の内容にして、ファンを作っていくことも大切です。
自分から積極的に他のアカウントに絡んでいき、拡散力を増やして効果的な運用をしていきましょう。