聖地巡礼×SNSで地域活性化!?スラムダンクやSilentなどファンが聖地をめぐる理由
「聖地巡礼」という言葉、今では珍しさを失い、ヒット作が出るたびに舞台となった地を訪れるファンたちが話題になっています。その聖地巡礼にはSNSの活用が欠かせません。
聖地を訪れたファンが発信したり、舞台やロケ地の「特定」にいそしむアカウントが登場したりと、その活用方法はさまざまです。
そこで今回は、聖地巡礼とSNSの関係を深掘りします!実際に盛り上がった聖地巡礼や、聖地巡礼を利用して町を盛り上げる地元観光課など、ファンと地域、双方の視点からお伝えします!
目 次
聖地巡礼にSNSをどう利用するか
実際に、聖地を訪れるファンやその地域の人たちはどのようにSNSを活用しているのでしょうか。
聖地を特定する発信
「作中のあのカフェに行ってみたい!」「同じ場所で同じスイーツを食べたい!」といったファンが多くいます。作品によってはロケ地や舞台となった地名を明らかにしているものもありますが、公表されていない場合も。
SNSで「〇〇ロケ地」「〇〇聖地巡礼」と検索するだけで数々の情報が手に入ります。さらには、あらゆる作品のロケ地を特定するだけのアカウントまであるのです。
SNSを上手に活用すれば、場所の特定には手間がかからないようですね。
聖地からファンの発信
実際に聖地巡礼したファンの投稿には共通点が。それは「作品と同じ構図」ということ。作品に出てくるカフェの同じ席からの写真や、名シーンと同じ構図になるような写真など、作品を忠実に再現しているものばかりです。
作中の登場人物と同じような行動をすることで、作品の感動に再度浸り、作品に没入するためだと考えられます!
観光誘致のための発信
観光客を呼び込むためにも、聖地巡礼とSNSは活用されています。シーンごとに細かく舞台を紹介している地域もあれば、なんとグッズを作り観光客を呼び込む努力をしている地域も!
聖地巡礼の経済効果はすさまじく、町おこしに利用する地域も珍しくありません。全く有名でなかった地域が、アニメやドラマの舞台になったことで世界中から観光客が訪れるようになった場所もあるほどです。ツアー会社は「〇〇の聖地巡礼ツアー」なんて企画も組むほどになっています。
聖地巡礼で盛り上がった事例
実際に、聖地巡礼を行うファンが続出したケースを見てみましょう!
「君の名は。」
2016年、空前の大ヒットとなった「君の名は。」この作品の舞台は、岐阜県の飛騨高山や東京が中心です。新海監督ワールドに浸るため、世界中から多くのファンが聖地巡礼を行ったようです。
実はこの盛り上がり、飛騨市が積極的にSNSを使ってアピールした結果ともいえます。ファンの間で聖地の特定が話題になっていると知った飛騨市観光課は、アニメを関連付けたSNSの投稿をこまめに続けたのです。飛騨市が舞台になっている!と一気にSNSが拡散され、多くのファンを呼び込むことに成功しました。
「THE FIRST SLAM DUNK」
2022年に公開された「THE FIRST SLAM DUNK」。公開前からファンが沸き、大ヒット作となりました。
聖地巡礼では、一番の人気スポットでもある「鎌倉高校前」という江ノ島電鉄の駅にファンが殺到。外国旅行マップにも載るなど、その話題は想像をはるかに超えました!とくに、中国で絶大な人気のスラムダンク。多くの中国人ファンも押し寄せました。
「Silent」
2022年に放送された大ヒットドラマ「Silent」。放送中の頃から聖地巡礼するファンが続出しました。
とくに人気のスポットが、主人公の紬がよく使う駅である「世田谷代田駅」と紬と想が過去について話すシーンで使われたカフェ「ANEA CAFÉ」です。カフェの実際に二人が座った席は「Silent席」と呼ばれており、放送が終わっている今でも、予約をしなければ座れないほどの人気ぶりだそうです。
SNSにSilentの聖地巡礼を発信するファンも多く見られます。紬を連想させる青いニットを着て聖地巡礼を楽しむファンたち。聖地を巡ることで、より一層作品への愛が深まるようです。
らき☆すた
七夕の柊姉妹誕生日まで残り1か月となりました。
— 久喜市商工会鷲宮支所(旧鷲宮商工会) (@wasisho) June 7, 2023
【らき☆すた柊姉妹誕生日イベント2023】
令和5年もささやかながら実施します。
実施日は7月7日(金)と9日(日)の2日間。
7月9日(日)にステージイベント予定。
7日と9日は参加型ゲームも企画中!https://t.co/nUIhQwI8fP#らきすた #聖地巡礼 pic.twitter.com/fFZPFHjLNG
「聖地巡礼」という言葉を広めたきっかけでもある作品「らき☆すた」。この特徴は、舞台である埼玉県幸手市が聖地巡礼に訪れる観光客を歓迎し、グッズ販売やイベントを開催したこと。その経済効果はたった半年で4000万円を超えたそうです。
SNSでは聖地巡礼の情報交換が盛んに行われました。場所の特定のみならず、ファン同士での近隣住民への配慮の呼びかけや、環境を維持する注意喚起なども!ファンが作品を愛するが故だと感じますね。
まとめ
聖地巡礼を利用し、地域活性化を成功させるためには、ファンと作品だけでなく地元住民も巻き込んで一緒に盛り上げて行くことが望ましいのではないでしょうか。そして、海外観光客を取り込むには「知ってもらうこと」が重要。すぐに世界中に向けて発信できるSNSをうまく活用して、地域活性化を目指しましょう!
\こちらもおすすめ/
▼【成功事例】SNSでドラマ視聴率アップ!?そのプロモーション戦略とは!?
▼インスタ投稿でバズるには「発見タブ」に着目。その理由と発見タブに載る方法を解説【Instagramを伸ばす】
▼【初心者向け】Twitter運用のメリットとデメリットをわかりやすく解説
\インフルエンサーマーケティングに興味がある方へ/
【インフルエンサーマーケティング】月額4万円~PR依頼し放題!圧倒的コスパの『トリドリマーケティング』初月半額+1万円キャッシュバック