【ファンに寄り添う】ウーマンオブザイヤー2023年大賞!クラシコムから紐解くSNS戦略〜otome×SNS〜
女性のキャリアとライフスタイルを支援する月刊誌「日経WOMAN」が「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023」を発表しました。大賞は株式会社クラシコム代表取締役 佐藤友子さんです。
そのクラシコムのSNS戦略がとても興味深い!そこで今回の【otome×SNS】ではクラシコムのSNS戦略についてです。さまざまなコンテンツを利用した、ユーザーとの繋がりをぜひ知っていただきたいと思いこの記事を書きます。ひとつのカルチャーを作り上げた会社のストーリー、興味が沸きませんか!?
目 次
クラシコムについて
株式会社クラシコムは「フィットする暮らし、つくろう」をコンセプトに掲げ「北欧、暮らしの道具店」を運営しています。「北欧、暮らしの道具店」はヴィンテージの北欧食器などを扱うECサイトとしてスタートしました。その後ライフカルチャープラットフォームとして多くのファンを獲得し、クラシコムは2022年8月に上場。現在もWebやSNSでファンとのつながりを大切にし、さまざまな企画にも挑戦しています。
「北欧、暮らしの道具店」のSNSを見てみよう
YouTube
「北欧、暮らしの道具店」の特徴はなんといってもYouTubeです。なんとYouTube上でオリジナルドラマを配信しているのです。ECサイトがドラマを作成して成功しているなんて話、聞いたことがありません。しかし「北欧、暮らしの道具店」の公式YouTubeチャンネルの登録者数は55万人。短編ドラマはどれも安定した再生回数を挙げています。ドラマでバズった!というよりは、根強いファンをしっかりと獲得したといった印象です。
「北欧、暮らしの道具店」のYouTubeは、ドラマだけではありません。ショートドキュメンタリーやスタッフの自宅をめぐるルームツアーなども人気です。
「北欧、暮らしの道具店」の公式YouTubeチャンネルを見て感じることは、YouTubeというツールを通じて、情報の発信ではなくファンが楽しめる時間を提供している、ということです。企業にとってSNSは、ファンの獲得やブランド認知拡大のためだけに存在しているのではないことを示してくれています。
インスタグラム
「北欧、暮らしの道店」のインスタグラムの特徴は、リールの使い方にあります。商品の使い心地などをバイヤーが紹介していたり、お料理レシピをまるでドラマのように紹介していたりと、インスタグラムでもしっかりとブランドの印象を確立させています。やはり、映像への力の入れ方が際立っていると感じました。
ポッドキャスト
「北欧、暮らしの道具店」のスタッフが隔週日曜日に配信しているインターネットラジオがあります。「一緒にお風呂に浸かっているようなトーク」を繰り広げるこのラジオ、ターゲット層である30代~40代の女性に好評です。コロナ禍でのおうち時間も後押しし、1000万回再生を記録しています。
このラジオでも「北欧、暮らしの道具店」は顧客とのつながりを重要視しています。リスナーからのお便りをもとに、女子トークが癒しとなり、楽しいおうち時間を提供したといえます。
「北欧、暮らしの道具店」のSNS戦略
企業がSNSを活用する理由として、ブランディングの確立というものがありますが、「北欧、暮らしの道具店」にとってのSNSはカルチャーをつくりだすためのツールといえるのではないでしょうか。スタッフも「北欧、暮らしの道具店」が好きな人が集結し、好きを表現してカルチャーを作り上げているように感じます。コンテンツごとに特徴をうまく利用し、ファンが楽しめるカルチャーを提供する。こんなにも人を惹きつける企業、他に思いつきません。
これからのクラシコムに求めるもの
クラシコムの業態は進化しています。実際「北欧、暮らしの道具店」は雑貨から始まり、現在でファッション分野も拡大。総合的なライフスタイルとしての展開を目指しているようです。
ならば、ホテル業界や旅行業界にも視野を広げてみるのも面白そうだと思いませんか!?ゆるい女子旅や、大人な女性向けの温泉旅館特集など需要があるのではないでしょうか。なんて、「北欧、暮らしの道具店」の調査の末、すっかりハマってしまった筆者の独り言なのでした(笑)。
まとめ
クラシコムの戦略、いかがでしたでしょうか。ここまで多くのコンテンツを駆使して、アピールしている企業も珍しく感じます。しかし、どのコンテンツをとっても「企業側からの広告感」や「商品の強引なアピール」を感じるものは一切なく、ファンに寄り添い、一緒に楽しい時間を過ごそうというコンセプトが十分に伝わってきました! 根強いファンを多く獲得したのも納得ですね!
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