【パブロ・ピカソ】20世紀最大の巨匠に学ぶインフルエンサーの極意
キュビズムの創始者、近代アートの父、20世紀最大の巨匠ーー。パブロ・ピカソは20世紀最大の芸術家であり、その名を知らない人はいませんね。
新しい画法の発明や、生涯で製作した作品数(合計14万7,800点)でギネスブックに認定されるなどさまざまな功績を残したピカソですが、「お金稼ぎの天才だった」という点はあまり知られていません。
彼の遺産総額はなんと7,500億円にのぼったそうです。今回は、芸術と商売の天才であるピカソの手腕や生き方、名言などを参考にインフルエンサーの極意について学んでいきましょう。
目 次
極意①アイディアは生み出すのではなく“盗め”
誤解を招きそうなので断っておきますと、盗作という行為は著作権法により損害賠償の対象になります。これを十分ご理解いただいた上で、ピカソが残した言葉を読んでみてください。
「優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む。」
「うーん…、同じことでは?」と思われるでしょうし、人によって解釈が分かれる言葉です。この真意を読み解くヒントはApple創設者であるスティーブ・ジョブズにあります。
ジョブズは“盗む天才”だった
ジャーナリストでジョブズの伝記を執筆したウォルター・アイザックの著書『スティーブ・ジョブズ I(講談社)』の中で、次のような言葉が紹介されています。
「つまり、人類がなし遂げてきた最高のものに触れ、それを自分の課題に取り込むということです。ピカソも、『優れた芸術家はまねる、偉大な芸術家は盗む』と言っています。我々は、偉大なアイデアをどん欲に盗んできました」
確かに、ジョブズがAppleを通じて世に送り出した製品の数々は、そのほとんどがゼロから生まれたアイディアではありません。スマートフォンを生み出したのはNOKIA(ノキア)であり、パソコンのGUI(グラフィカルな操作画面)を発明したのはXEROX(ゼロックス)でした。
ジョブズは他人のアイディアを昇華し、全く新しい製品として自分のものにする天才だったわけです。
ピカソが残した言葉の真意とは
つまり、ピカソが残した言葉の「優秀な芸術家は模倣し、」という部分は、優秀な芸術家は技術的に他人の作品をコピーするのが単に得意である、と解釈できます。
その後に続く「偉大な芸術家は盗む。」という部分は、他人のアイディアや作品をそのまま盗むのではなくうまく昇華させ「これは自分の作品だ!」ともはや堂々と語れるようにすることが偉大な芸術家である、と解釈できます。
インフルエンサーを目指している人の中には、「他の人がやっていない新しいことをしなくては」と躍起になっている方も多いでしょう。しかし、よくよく考えてみれば、この世に「真新しいこと」などはほとんど存在しません。
我々が考えるアイディアのほぼ全ては、先人たちが考案してきたものなのです。ならば、新しいことをゼロから生み出すのではなく、先人たちのアイディアを盗み、昇華させ、堂々と自分のものにしようではありませんか。
SNSやYouTubeへ投稿するコンテンツのネタ切れに陥っている人は、ピカソの名言をぜひとも参考にしながら、面白いアイディアを生み出していってください。
念を押しますが盗作はNGです。「盗作とインスパイアの違い」については他の記事で取り上げたいと思います。
極意②自身の価値を理解して “ 稼ぐこと ” へ貪欲になれ
持論ですが、人や会社が営利目的で何かを行おうというときは、そこにどのような使命感があったとしても「稼ぎたい」という欲求が根本にあると考えています。
書籍執筆者の多くは、本の冒頭部分で「自分の経験・知識を多くの方に知ってもらい、より良い人生を送ってもらいたいと考えこの本を書きました」などと述べています。しかし私は思います。「いや、この本で稼ぎたいからでしょ」と。
少し捻くれた考え方かもしれませんが、恐らくこれが真理です。だって、本当に不特定多数の他人のことを思って自分の経験・知識を披露したいなら、ブログやSNSなど無料で広く公開できる手段はいくらでもあるのですから。
「稼ぐ=悪いこと」ではない
一方で私は、「稼ぐこと=悪いこと」とは考えていないことをお伝えしておきます。自分や家族の生活をより豊かにするために今以上に稼ぐことはむしろ良いことです(もちろん真っ当な稼ぎ方で)。
この点をピカソはよく理解していたと思いますし、お金を稼ぐことに対して貪欲で、そして正直な人だったと考えています。
ピカソはなぜ小切手を好んだのか?
思想家・実業家である山口陽平氏の著書『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?(ダイヤモンド社)』では、「ピカソは小さな買い物でも小切手で支払うことを好んだ」という逸話が掲載されています。
小切手は、現金化されなければ発行人のお金が減ることはありません。そしてピカソの小切手は現金化されることが少なかったといいます。
なぜか?小切手にはピカソのサインがあり、当時から有名だったピカソの小切手を現金化するよりも後生大事に取っておくことの方が価値があると考えた人が多かったからです。
ピカソはそのことに気づいていたため、どんなに小さな買い物であっても小切手を使い、持ち出しゼロで買い物をすることが多かったというわけです。
「セコい」と言えばそれまでですが、ピカソは自分の価値を理解し、稼ぐことに対して貪欲で正直な人だったのだと思います。しかも真っ当な稼ぎ方、資産の残し方ですから、誰かに後ろ指を指されるようなことも一切ありません。
インフルエンサーも“稼ぐこと”に貪欲であるべき
多くのインフルエンサーを見ている中で、フォロワー数十万人や100万人を超える人と、10万人未満で終わる人の違いは「稼ぐことに対して貪欲であるか否か」というのが、1つの大きな分かれ道だと考えています。
・どうすれば効率良くより多くの広告収入を得られるか?
・高単価のスポンサー案件を獲得するには何が大切なのか?
など、稼ぐことに対する姿勢の違いはその後の成果を大きく左右します。お金は自分と家族の生活を豊かにし、仕事に対するモチベーションを上げ、より良いサイクルを生み出すために欠かせない要素の1つだからです。
まとめ
この記事を読まれた方が、「インフルエンサーとして駆け出したけれどフォロワーが伸びない、スポンサー案件を獲得できない」など今をもがいている方なら、ピカソから学べる2つの極意を意識してみてください。
どちらも自分を肯定することに繋がり、精神的に楽な状態でインフルエンサーとして活動するきっかけにもなるはずです。楽しくなければ、楽でなければ、何かを継続することは難しいものです。インフルエンサーという仕事を全力で楽しみながら、今より多くのお金を稼ぐための助けになれば幸いです。
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