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知識・勉強

SDGsウォッシュに注意!顧客に情報を発信する際のポイントを解説

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近年、SDGsへの関心が高まっていることから、「SDGsの取り組みをスタートしたい」「ホームページやSNSで取り組みについて発信したい」とお考えの方もいることでしょう。

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに達成すべき17の国際目標です。

地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓い、貧困、不平等、飢餓、気候変動、平和と公正など、幅広い分野における課題解決を目指しています。

しかし、SDGsに取り組む際には、「SDGsウォッシュ」にならないよう十分注意しなければなりません。

そこで今回は、SDGsウォッシュについて解説するとともに、注意点を解説します。

SDGsに関心のある方や企業で取り組みを実践したい方は、ぜひ参考にしてください。

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SDGsウォッシュとは?

近年、SDGsへの関心が高まっていることを背景に、企業が自社の取り組みをアピールするケースが増えています。

しかし、実際には十分な取り組みを行っていないにもかかわらず、あたかも積極的に取り組んでいるかのように見せかける企業も存在するのです。

このような行為を、SDGsウォッシュと呼びます。

もしSDGsウォッシュが露呈した場合、消費者や投資家から「信用できない」「倫理観がない」と判断され、企業イメージが大きくダウンする恐れがあります。

SDGsウォッシュの事例

世界的に有名な某食品メーカーの事例を紹介します。

ある食品メーカーは、商品に使用されている「パーム油」の調達が、東南アジアの熱帯雨林破壊につながっているとして、批判を受けてきました。

批判を受けた食品メーカーは、森林破壊につながるパーム油の業者と取引を中止すると発表。

しかし実際には、数年経ってもパーム油業者がサプライチェーンに組み込まれたままであることが発覚したのです。

実態に即していないSDGsの取り組みであることが後に明らかになり、顧客の信頼を大きく失いました。

このような事態を引き起こさないよう、顧客を騙す見せかけだけのSDGsウォッシュは避けなければいけません。

SDGsの重要性

近年、環境や社会に配慮した製品やサービスを選びたいという消費者が増えており、今後もこの傾向が続いていくことが予測されます。

また、気候変動や資源枯渇などの地球規模の環境課題は、企業にとっても大きく関係することです。

したがって、SDGsに配慮した活動を実施することは、長期的な視点から企業価値の向上につながる可能性が高いといえます。

SDGsにつながる活動を行うことで、社会貢献企業として広く認知され、企業イメージの底上げにつながるでしょう。

SDGsウォッシュにならないために意識すべきポイント

SDGsの取り組みを実施するにあたっては、顧客の信頼を損なわないよう十分に注意する必要があります。

具体的には、次の3つのポイントを押さえましょう。

  • ・自社との関連性の高い取り組みを実施する
  • ・目標設定と取り組み内容の公開を行う
  • ・ステークホルダーとの情報共有を行う

これらについて詳しく解説します。

自社との関連性の高い取り組みを実施する

SDGsは17の目標と169達成基準、232の指標で構成されています。しかし、その全てを実践するのは現実的ではありません。

企業はまず、自社の強みや弱みを理解し、その中でどのSDGs目標に貢献できるのかを明確にすることが重要です。

得意とする分野の中で社会的な課題を見つけ、自社ならではの取り組みを推進しましょう。

目標設定と取り組み内容の公開を行う

SDGsウォッシュを防ぐためには、取り組みに対する具体的な数値目標を設定し、定期的に進捗状況を公開することが重要です。

SDGsの目標設定には、SMARTと呼ばれる指標が有効です。

SMARTとは、下記の語句から頭文字を取ったものを指します。

  • ・Specific(具体的)
  • ・Measurable(測定可能)
  • ・Achievable(達成可能)
  • ・Relevant(関連性がある)
  • ・Time-bound(期限がある)

これらをもとに、SDGsの取り組みを計画的に進めていきましょう。

また進捗状況を定期的に公開することで、顧客からの信頼が得られます。

進捗状況について共有する際は、透明性の高い情報を発信するように心がけてください。

ステークホルダーとの情報共有を行う

SDGsは、企業単独で達成できるものではありません。ステークホルダーとの積極的な対話を通じて、協力関係を築いていくことが重要です。

ステークホルダーとは、顧客、従業員、投資家、地域住民、NGOなどの企業との関係性を持つ人々や団体のことを指します。

それぞれのステークホルダーのニーズや期待を理解し、意見交換を行いましょう。

そうすることでより多角的な視点を持ち、改善しながら施策を進められるようになります。

まとめ

近年、SDGsへの関心が高まっており、企業は自社の取り組みを積極的に発信することでさまざまなメリットが得られます。

しかし、実際には十分な取り組みを実施していない見せかけだけの「SDGsウォッシュ」が問題となっています。

SDGsウォッシュは、企業イメージを大きく損なう可能性があるため、十分注意することが大切です。

SDGsに取り組む際は、誠実かつ透明性の高い情報発信を実施し、顧客からの信頼獲得に努めてください。

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ライター紹介

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1995年生まれの女性フリーライター。 当時2歳の子どもを育てながら、26歳でWEBの世界へ飛び込みました。 SNSの運用やWEB活用方法についての記事をお届けします。
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