【SNSで話題】レトロマーケティングとは?レトロ扇風機が令和にバズるワケ
ある一つの投稿が、爆発的に企業認知度を拡大する、そういった事案がまた一つ生まれましたよ!
それは小泉成器の扇風機です。商品画像を見てびっくり!昭和から飛び出てきたようなレトロ感満載な扇風機なのですが、これがなんとSNSで話題となり売り上げが好調らしいのです。
今回の記事では「なぜ令和の時代に、レトロな扇風機が?」「Z世代に起こるレトロブームとは!?」といったSNSで巻き起こっているレトロブームの現象について深掘りしていきます!
目 次
レトロ扇風機を発売した経緯
小泉成器は2023年5月12日に「ミニ扇風機」を発売。ご覧の通り令和とは思えない、どこかなつかしいデザインです。
小泉成器は小型扇風機を開発する際、ほかの製品との「差別化」を意識。遊び心のある製品を考える中で、レトロなデザインが採用されたそうです。昔の商品を再販すればコストも抑えられるのでは!?と思うところですが、なんと昔販売していた商品の在庫が一つもなく、さらには当時の開発者も誰一人として残っていないという大ピンチ。ゼロから開発して、なんとか製品化までたどり着いたようです。
ミニ扇風機のポイントは「再現性」と「小型化」ではないでしょうか。ダイヤル式タイマーや、やたら大きいボタンが昭和の扇風機そのままで、その見た目で卓上サイズ!?といったギャップにやられます。
レトロ扇風機がSNSで盛り上がったポイント
レトロ扇風機だけでなく、昔流行したものが現代で再び火が付くことは珍しくありませんよね。1990年代のコギャルブームの際に流行ったルーズソックスが、今再び人気を集めているなど、時代がくり返すことは多くあります。20年で流行はくり返される、なんていわれているそうですよ。
その理由は、若者にとっては新鮮、大人たちはなつかしさを感じるという、どちらの世代にとっても魅力的だからではないでしょうか。改めて良さを実感することもありますよね!今後レトロブームは、SNSの世界でもくり返されていくでしょう。
レトロなものがSNSで盛り上がった事例
レトロ扇風機以外に、昔流行したものがSNSによって再び脚光を浴びたケースを探してみました!
セーラームーン
世代ドンピシャである筆者は、なつかしさと嬉しさで爆発してしまいそうですが、セーラームーンがZ世代に注目されているのです。有名なオープニングテーマの曲もさることながら、セーラームーン関連のグッズに再び火が付いています。多くのファッションブランドやコスメラインがコラボ商品を販売していますよ。
たとえば人気雑貨ショップの3COINS。セーラームーンコラボアイテムを販売すると、すぐさま売り切れに。購入には事前抽選を行うなど、異例の事態となっています。
PUFFY「愛のしるし」
誰もが知るPUFFYの名曲「愛のしるし」が再ヒットしています。5人の人気ダンスクリエイターがオリジナルの振付でTikTokに投稿。Z世代の拡散が続き「愛のしるし踊ってみた動画」がブームとなっています。
なんとそれをきっかけにPUFFY公式のTikTokアカウントが開設され、そこでは芸人のやすこさんもダンスを披露するなどさらに広がりを見せています。
レコード
TikTokで「#レコードのある生活」という投稿が多くあります。Z世代は実際のCDを手に取ったことがあるかどうかも怪しいところですよね。しかし、CDを飛び越えてアナログレコードの人気が高まっているのです。
「ジャケットが魅力的」「アナログな音質が逆にいい!」といった理由で若者が中古レコードを手に取るそうです。ここ10年でアナログレコードの生産数が約4倍になっており、じわじわとレコード文化が浸透しています。
まとめ
小泉成器のレトロ扇風機の場合は、思いもよらないバズりにつながった事例です。しかし繰り返されるレトロブームを、SNSマーケティングに利用しない手はありません。レトロブームはZ世代には新しく、当時を知る人にとってはなつかしさを感じるという、全世代にアプローチできる戦略ではないでしょうか。
過去の商品を掘り起こして、現代でヒットさせるのも夢ではありませんよ。今回の記事で取り上げた事例を、ぜひマーケティングに活かしてみてくださいね!
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