【TwitterAPIが有料化】それに伴い多くのユーザーに影響あり?有料化に踏みきったワケや料金などの詳細を解説
2023年2月2日、Twitter社から突如発表されたのが「Twitter API」の有料化。
しかも、2月9日には無料TwitterAPIを停止するとのアナウンスがありました。
いきなりの発表にTwitterユーザーは困惑し、TwitterAPIが即座にトレンド入り。
多くのユーザーが影響を受ける可能性が高く、詳細に関するイーロン・マスク氏の言及が注目されました。
本記事では、TwitterAPIの概要から有料化に関する情報を解説します。
Twitter連携ログイン等を行っている方は要チェックです!
目 次
『TwitterAPI』とは
そもそもAPIとは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の略で、直訳すると“アプリケーションをプログラミングするためのインターフェース”となります。
簡単に言えば、アプリケーション同士を繋いで他サービスの機能と連携できる仕組みです。
特によく使われるのが「Web API」で、GoogleやFacebook、LINE、TwitterなどWebサービスの多くが該当しています。
『TwitterAPI』もWebAPIのひとつで、Twitterの基本機能(ツイート、タイムライン取得、いいね、リツイートなど)をプログラムで自動制御できるサービスです。
つまり、通常Twitterにログインして行う機能が公式Webサイトを経由せずに直接利用できるのです。
主にTwitterと連携するサードパーティーツールを作成している開発者や、研究の一環としてデータ分析を行う研究者が利用しています。
なぜ有料化?詳細は?
では、なぜ無料提供をやめるのでしょうか。
TwitterのCEOであるイーロン・マスク氏は自身のツイートにて、「無料APIを利用した詐欺や意見操作などの悪質なbot(ボット)を排除するため」としています。
コストがかからないからこそ、10万もの大量なbotが悪事を働くことができていたこの状況に終止符を打つための施策というわけです。
そして料金は、APIにアクセスするための月額100ドルで有料化する方針を示しており、さらにID認証を合わせることで確実に悪質なbotを排除することを目的としています。
月額100ドルを支払えばTwitterAPIを利用できるとはいえ、年間1200ドルを個人で負担するというのはかなり厳しいですね……。これも悪質なbotを排除するための値段設定なのでしょう。
影響を受ける可能性があるTwitterアカウント
有料化に伴い、TwitterAPIを介している下記のようなアカウントは影響を受ける可能性があります。
bot関連のアカウント
やはり有料化の理由となった「bot」は、2月9日の無料TwitterAPI停止とともに削除されてしまう可能性が高いです。
現にフォロワー318万人を抱える「地震速報」botは、TwitterAPIの有料化が発表された後に“今後の運用は難しい”といった旨のツイートをしています。
earthquake_jp 今後について
— 地震速報 (@earthquake_jp) February 3, 2023
継続したい気持ちはありますが、現方針のままでは難しいと考えています。
詳細については下記ツイートをご確認ください。 https://t.co/FtOC3Fa9QC
「地震速報」は、震度1以上 または M3以上の地震情報を提供するTwitterアカウント。TwitterAPIを介して発生した日時・震源地が自動でツイートされており、悠希@ariela(@ariela)さんが2007年4月から運営しています。
このアカウントを個人運営している悠希さんは、「年間1200ドルの負担は個人には重い」といいます。そのため、今後Twitter運営の方針が変わらない限りは続けていくのは難しいとのこと。
ですが!
その後イーロン・マスク氏が有料化に関する方針を緩和し、「良いコンテンツ」であるBotのための新たな書き込み専用APIを“無料”で提供するとツイートしました。
つまり、詐欺や意見操作といった悪質なbotでなければ、今後も無料TwitterAPIを利用できるということです。
ただし、良いコンテンツの定義や誰が決めるのか、そして新しいAPIの提供時期に関してはまだ明かされていません。
いずれにせよ、予断を許さないことは確かです。
Twitter連携をしているアカウント
Twitter連携とは、アプリのアカウント作成時にTwitterアカウント情報を利用するといったもの。
さまざまなアプリとの連携が手軽にできるため、Twitter連携を行っているユーザーは少なくありません。
そんな便利な機能も、もちろんTwitterAPIを介しています。そのため、連携しているアプリのアカウントが有料化とともになくなるのではと言われているのです。
そんな不安の最中、「ブルーアーカイブ」や「アズールレーン」などを運営しているYostarが下記のアナウンスを行いました。
【超重要・必読】
— アズールレーン公式 (@azurlane_staff) February 2, 2023
ツイッターAPI仕様の変更について、ツイッター社から
アカウント連携仕様に影響しないとの回答を頂きました。
万が一に備えて、
・引継コード発行
・YostarID連携
など、ほかのログイン手段を確保するようお願い申し上げます。
添付画像も何卒ご確認くださいませ。#アズールレーン pic.twitter.com/4Q44QW6ief
このツイートによると、Twitter社へ確認を取って「アカウント連携に影響はない」との回答が得られています。
つまり、現段階ではTwitter連携を行うアカウントが消える可能性はないということ。連携を行う全ユーザーが安心できたのではないでしょうか。
しかし万が一の事態に備え、Twitter以外の連携方法を確保するのが確実と言えます。
ちなみにTwitter連携しているアプリは、下記の手順で確認可能です↓
①「設定とサポート」内の「設定とプライバシー」を選択。
②上から2つ目の「セキュリティとアカウントアクセス」を選択。
③同じく上から2つ目の「アプリとセッション」を選択。
④1番上の「連携しているアプリ」より確認できます。
まとめ
突如発表されたTwitterAPIの有料化は、多くのユーザーの混乱を招いていました。
悪質なbotを排除するためにも1週間前という急な発表となったのかもしれませんが、イーロン・マスク氏のTwitter改革にはいつも驚かされます。
流動的な方針に不安を抱えつつも、「良いコンテンツ」のbotは無料提供を継続するといった追加発表があったように、今後もサービスの改良が行われる可能性は多いにあります。
Twitter Blueの導入によってTwitterに大きな変化があったように、TwitterAPIの有料化によってまた大きくTwitterが変化するのでしょうか。
ひとまず言えることは、bot関連や連携を行っているアカウントがある方は特に対策をしておくのが吉でしょう。
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