推し活マーケティングで経済を動かす!ファン心理を捉えたUGC活用術
推しを応援する活動を指す「推し活」という言葉は、今やすっかり世間に定着しました。
「推し活マーケティングファンを増やして利益を拡大したい」
「ファンの心理をつかむにはどうすればいいのか?」
このようなお考えを持つ方もいることでしょう。
今回は【推し活マーケティングで経済を動かす】というテーマで、UGC(ユーザーによるコンテンツ)を活用した事例と売上を増やすポイントを解説します。
推し活をビジネスに活かしたい企業担当者の方やインフルエンサーの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目 次
そもそも推し活とは?
推し活とは、推している人物やキャラクターなどを愛し、積極的に応援することです。
具体的な推し活の内容は、下記が挙げられます。
・推しのライブやイベントを観に行く
・公式グッズを集める
・コラボイベントやカフェに行く
・手作りのグッズを作る
・推しのゆかりの地を巡る「聖地巡礼」
・街中のポスターや広告などを探す、一緒に写真を撮る
ファンがこのような推し活動を楽しむことで、経済が動きます。そして、この経済効果を狙った施策のことを「推し活マーケティング」と呼びます。
なお、株式会社フォーイットが10代~50代の男女500名に行った調査によると、約39.6%が推し活をしていると回答。
最も多かった回答は「アイドル」で16.0%。次いで「キャラクター」が11.6%、「歌手」が11.4%で続くという結果でした。
したがって広い世代に推し活が浸透しており、需要が高まっているといえます。
推し活で成功した企業事例
それでは、ここから推し活マーケティングに成功した企業事例を見てみましょう。
株式会社バンダイ
株式会社バンダイは自社サイト「WONDER!SCHOOL」にて、さまざまなキャンペーンやコンテストを開催。
好きなアニメ作品におけるファンアートやフォト、動画を作って応募できます。
応募作品はシェアでき、サイト上やSNSを通じて作品の認知向上や、ファン同士のコミュニケーション活発化につながっています。
活動に応じてサイト上でコインが獲得でき、好きな特典と交換可能です。
このように、ファンのモチベーションを高めながら「推し活」を楽しんでもらう工夫によって、利益拡大を実現しています。
株式会社サンリオ
株式会社サンリオは、キャラクター「ハローキティ」の50周年記念キャンペーンにおいて、2024年12月31日までの期間を「50周年アニバーサリーイヤー」として、ファンが喜ぶ企画を多数実施。
TwitterやTikTokなどのSNSで50周年アカウントを作成し、ユーザーが楽しめるような情報を発信しています。
また、50周年を記念してハローキティダンスを発表。コラボすれば、ARのキティを一緒に踊ることが可能です。
メタバースアプリのZEPETOでもコラボが開催されており、ユーザーはメタバース空間でハローキティワールドを楽しめます。
アバターを使ってキティと一緒にダンスを踊ることもでき、ファンが楽しめる工夫がなされています。
UGCで売上を増やすポイント
UGCで売上を増やす際は、下記3つのポイントを意識することが大切です。
- UGCを活用した効果的なプロモーションを行う
- ファンが参加しやすい仕組みをつくる
- ファンの創造性を活かせるテーマを設定する
それぞれ詳しく解説します、
UGCを活用した効果的なプロモーションを行う
UGCの発信を促すためには、効果的なプロモーションを行うことが重要です。
ファンに熱量を持って推してもらうことが、推し活マーケティング成功のカギです。そのプロモーション自体に魅力がなければ、参加したいという意欲を促せません。
「参加することでどんなメリットがあるのか?」「ユーザーが共有したいと思えるかどうか?」などについて考え、魅力的なキャンペーンを企画しましょう。
ファンが参加しやすい仕組みを作る
推し活のためのキャンペーンを活用する際は、参加しやすい仕組みを作ります。
できるだけ簡単に参加できるようにし、ファンのモチベーションを高められるようなインセンティブを用意しましょう。
たとえば、下記のような体制を整えておくと、ファンの参加を促せます。
・スマホで簡単に応募できるようにする
・ファン同士が交流できるコミュニティを作る
・SNSでハッシュタグをつくる
・作品を共有・発表できる場を設ける
・参加者に特典を用意する
また熱量の高いファンは、推し活のための行動を起こしやすい傾向があります。
普段からファンとの交流を大切にしたり、喜んでもらえる工夫を施したりなども重要でしょう。
ファンの創造性を活かせるテーマを設定する
ファンの推し活行動を喚起するためにも、創造性を活かせるテーマを設定しましょう。
そのためには、キャンペーンの自由度を高めることが重要です。
具体的な方法の指定は最低限にとどめ、ファンが自由に創造できるようにすると、楽しんで参加できる企画になります。
企画のハードルを下げると、「これならわたしにもできそう!」と参加してくれるファンが増えるでしょう。
まとめ:UGCを活用して推し活マーケティングを成功させよう
推し活マーケティングを成功させるためには、ユーザー自身によるコンテンツUGCを活用することが重要です。
記事内容を参考に、ファンの心を動かす企画を考えてみてはいかがでしょうか。
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