【Facebook離れ】若者がFacebookを使わない理由とは? 加速する利用者減少について迫る
世界で最もユーザー数が多いSNS『Facebook』。
しかし近年、若者を中心にFacebook利用者が減少しているのをご存じですか。
加速する「Facebook離れ」の背景にはどんな理由があるのか。
全世界と国内のFacebookユーザー数のデータを通して、若者がFacebookを使わない理由を紐解いていきます。
目 次
【全世界】Facebookユーザー数
Facebookの全世界ユーザー数は約29億8,900万人です。(2023年4月時点)
地域別のユーザー数は下記の通りになります。
〈北米ユーザー〉2億6,900万人(9.0%)
〈ヨーロッパ圏ユーザー〉4億1,100万人(13.7%)
〈アジア圏ユーザー〉13億2,300万人(44.3%)
〈その他の地域〉9億8,600万人(34.0%)
さらに、アジア圏とその他の地域はユーザー数が増加し続けています。
爆発的な拡大はないものの、根強いユーザーが多く安定していると考えられます。
またFacebookの商業利用数は2億社を突破しており、ビジネス目的としても需要が高いSNSです。
【国内】Facebookユーザー数とその推移
一方で、日本国内のFacebookユーザー数は2,600万人です。(2019年7月時点)
年代別に見ると、メインユーザー層は30代~50代の中高年世代となっています。
やはり若年層の利用率は低く、特に10代は極端にユーザーが少ない状況です。
Facebookはプライベート利用だけでなく、ビジネスシーンにおいても名刺代わりとして活用される場合が多いため、このような結果となっているのでしょう。
若者がFacebookを使わない理由5選
では、若者がFacebookを使わない理由を考察していきます。
実名登録が必須だから
まず考えられるワケは実名登録制であること。
主要SNSの中で、実名登録が必須なのはFacebookだけです。
Facebookが日本に広まり始めた時に「実名登録に抵抗がある」と言う人が多かったのを思い出しました。匿名でネットを利用するという特殊な文化があるとは言え、海外の人には奇異に見えるんでしょうね
— まっちゃんさん (@massan_ngy) August 4, 2022
匿名でのSNS利用が主流となっている現代には馴染みにくいと言えます。
本名を晒すこと自体リスクも高く、抵抗を覚える人が多いのでしょう。
情報漏洩事件による影響
2018年9月、Facebookからユーザーの情報が漏洩する事件が発生しました。
原因はFacebookのバグで、流出したユーザー情報は5,000万人分に及ぶ大規模なものでした。
Facebookの情報漏洩ニュースを見て、アプリでもウェブ上でも打ち込んだ情報は必ず漏洩するおそれがあることを再確認。確かに今までの検索ワードを全部並べてみたらその人の生活の一部が分かりそうだよね。
— ごまどうふ (@fuzzbuzzbox) August 2, 2019
昨今においても、個人情報漏洩がたびたびニュースに取り上げられて世間を騒がせています。
こういった後を絶たない流出事件によって、危機感を覚える若者も多いと考えられます。
リスクを避けるためには、そもそも利用しないことが確実な手段なのです。
他SNSの需要が高まったから
Facebook以外のSNSが流行したことも大きな原因です。
Z世代を中心とした多くの若者は、X(旧Twitter)やInstagram、そしてTikTokなどのSNSを情報収集手段として活用しています。
Z世代はテレビよりSNS、
— りなまる『建築転職』 (@maruyama_kenten) June 16, 2022
インターネットで情報収集が当たり前。
自分の時と本当に変わったと感じる。
だから「#Twitter転職」とか普通なのよね。#建築転職
で検索してもらえる日も遠くないぞ‼︎
従来はGoogleなどの検索エンジンで情報収集を行う、通称「ググる」行為が主流でしたが、現代の若者はSNSの「#ハッシュタグ」から情報を集める「タグる」が主流となっているのです。
今の世代「ググる」じゃなくて「タグる」らしい、時代は変わるね
— かねけん (@matteblack_No1) July 8, 2023
X(旧Twitter)は優れたリアルタイム性から流行りモノの情報収集にぴったりですし、Instagramは位置情報機能やショッピング機能によってお店や商品を調べるツールとして活用されています。
プライベート投稿に抵抗がある
先述にもある通り、Facebookはビジネスシーンで名刺代わりとしても活用されます。
しかし、職場の上司や取引先の人にプライベートまで見られるのは抵抗がある人が多いです。
そういえば、Facebookはしばらく楽しんでたけど、職場の絡みがめんどくさくなってやめたんだった。
— TKG (@takkyems) February 27, 2023
プライベートまで先輩方に見られるのが本当に嫌だったな。
実名で検索をかければアカウントが見つけられるため、「上司からフレンド申請がきて困った」なんてパターンも多々あります。
仕事とプライベートは分けたいと思うが故なのでしょう。
本音が言いづらく窮屈に感じる
実名制のFacebookでは、リアルな繋がりだからこそ周りの目が気になるかと思います。
同時に“いい人に見られたい”という意識が働き、本音が言いづらくなるのです。
Facebook、リアルな繋がりだからTwitterみたいに自由には投稿できなくてわりと窮屈やわ:( ;´꒳`;):
— こおう (@koh_okohsan) December 10, 2022
結果、Facebookのタイムラインは建前ばかりになってしまっているのも現状。
SNSを日常のはけ口として使う若者も多いため、窮屈に感じるのは当然と言えます。
まとめ
今回は、加速する若者のFacebook離れについて解説していきました。
やはりFacebookユーザーの減少の背景には、実名制であることが大きく関わっていると感じます。
しかしながら、匿名ではないからこそ人間の理性が働き、頻発しているSNS炎上などが起きづらい一面も。
またビジネス目的においては“実名制”の信頼度は高く、一概にデメリットばかりとは言えません。
Facebookはビジネス用として、X(旧Twitter)はプライベート用として……など、SNSの特性を生かした使い方を筆者は提案します。
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