バーチャルとリアルの融合「XRライブ」~ラブライヴ!、SiM、BLUE ENCOUNT、など多方面の音楽ライブをご紹介~
コロナ禍によってさまざまな状況が一変した当時、特に影響を受けたと言っても過言ではないのが“音楽ライブ”。
屋内外に関わらず人々が密になるため、多くのライブが開催中止を余儀なくされました。
そんな悪状況を打開するかのように行われたのが “配信ライブ”です。
配信ライブが普及したことを機に、よりリアルを感じられるような最先端技術も進化していきました。
本記事では、そんな配信ライブに取り入れられつつある最先端技術“XR”の音楽ライブについてご紹介します。
目 次
「XRライブ」とは?
そもそも「XR(Extended Reality)」とは、VR(Virtual Reality・仮想現実)、AR(Augmented Reality・拡張現実)、MR(Mixed Reality・複合現実)といった“現実”と“仮想”の世界を融合させる最先端技術の略称です。
以下のような様々な演出が可能になります。
●バーチャルスタジオ演出
グリーンバックやクロマキー機器を使用し、人物の奥・手前にグラフィックスが表示可能な空間演出。主にTV番組収録などで活用されています。
●AR演出
グラフィックスの表示が人物の手前のみという制限はあるものの、場所に縛られずさまざまな場面で手軽にできる演出。
●LED演出
LEDからグラフィックスが飛び出るような演出のほか、床面を含む3面LEDに対してカメラに連動させたCGでマスクすることにより、奥・手前と自由にグラフィックを配置できる演出。クロマキー機器よりもリアルなXR空間が叶います。
そんな最先端技術を導入した音楽ライブのことを「XRライブ」といいます。
XRライブ実績
XRライブは、多くのアイドルやアーティストが集結したフェスイベントやロックバンドとのコラボステージなど、多種多様の音楽ライブが行われています。
xR ARTISTS SUPER FES 2022
最強のXRライブフェスと称して、2022年7月2日・3日にオンラインにて開催された「xR ARTISTS SUPER FES 2022」。
バーチャルとリアルの垣根を超えて、2次元と3次元がタッグを組んだ過去に類を見ないXRライブフェスです。
計2日間の出演アイドル・アーティストはこちら↓
学校で結成された架空のアイドルグループを主人公とした大人気作品「ラブライブ!」からの出演や人気バーチャルアーティストなど、豪華アイドル・アーティストが集結しました。
【DAY①7月2日】出演者一覧
・ラブライブ!スーパースター!! Liella! ※特別事前収録
・ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 DiverDiva ※特別事前収録
・存流&明透
・可不、花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜
・ミライアカリ(MC)
【DAY②7月3日】出演者一覧
・ラブライブ!スーパースター!! Liella! ※特別事前収録
・THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!! ※特別事前収録
・花譜
・チノ、ミュー、ネフィ、ニナ、ララ、ヴィッテ
・白上フブキ、百鬼あやめ、大神ミオ
・ミライアカリ(MC)
実際のXRライブでは、ステージ前面に歌詞が出現したり、レーザー光線が飛び交ったり、雨や水が渦を巻いたりと凝った演出の数々。サポートバントがバックについてリアルタイムで演奏するステージもあり、よりバーチャルとリアルの融合を感じられます。
通常ライブでは難しい技術の演出により、XRライブならではのパフォーマンスで本フェスは幕を閉じました。
みなさま、こんにちは!
— xR ARTISTS SUPER FES 2022【公式】 (@xrliveFes) July 31, 2022
ラブライブ!シリーズより #Liella さんにご出演頂きました!
アニメ名シーンを最新の技術・演出方法を使い、
ライブで表現しました✨
たくさんの名曲歌っていただいておりますので、
ぜひ本編もご覧いただければ幸いです。 #xrfes2022https://t.co/6fg6muN48Y pic.twitter.com/GbrHYhiRdL
SiM XR LiVE
『進撃の巨人 The Final Season Part2』のOPでもおなじみ、レゲエパンクバンド「SiM」が2022年9月30日に行った本ライブ。
進撃の巨人のOP『The Rumbling』のミュージックビデオを手掛けた国内トップクリエイターチーム・flapper3が映像演出に携わりました。
★flapper3とは?
モーショングラフィックスを軸に、映像・空間演出を行うデザインスタジオ。エンターテインメント領域(映画、音楽、ゲーム)を中心としたクリエイティブなデザインワークを手掛けています。
XR技術で注目の「バーチャルプロダクションシステム」を用いたオンラインライブで、海外有名アーティストにおいて実績があるシステムですが、日本人アーティストのオンラインライブで本格的に導入されたのは極めて画期的な取り組みです。
昨夜配信のSiM XRライブのディレクション・制作をflapper3 Inc.で担当しました!
— ヤコー (@yako_FLPR3) October 1, 2022
4つのステージにてバーチャルプロダクションでのxRライブや、複数カメラ同時撮影などかなり新しい試みを色々やったので、ぜひ観てくださいー。https://t.co/kvXs1cYgbB pic.twitter.com/79LjyPcHvd
最先端技術を凝縮したことで実現した、写真だけでも伝わる圧巻の映像美。『The Rumbling』では、綿密に再現された進撃の巨人の世界でバンドと巨人が対峙します。
本配信ライブは日本にとどまらず世界にも配信され、大いに盛り上がりを見せました。
NeoMe Live Special~BLUE ENCOUNT~
『僕のヒーローアカデミア』、『ボイス 110緊急指令室』など多くのアニメ・ドラマ主題歌を手掛けるロックバンド「BLUE ENCOUNT」が2023年2月8日に行った本ライブ。
バーチャルライブアプリ「NeoMe」が主催し、これまでライブハウス、アリーナ、武道館でリアルライブを行ってきたBLUE ENCOUNTにとって初のXRライブとなりました。
配信に訪れたファン同士で交流できるアーティストルームや、BLUE ENCOUNTコラボのアバターグッズも販売され、実際に着用したアバターの姿も。
『#NeoMe Live Special ~ #BLUEENCOUNT ~』
— NeoMe【公式】 (@NeoMe_official) February 9, 2023
本日20時~アーカイブ配信!✨
初回配信の様子を一部公開🎸
アバターの姿になって
バーチャルライブならではの演出を
みんなで一緒に楽しもう⤴️⤴️
チケットご購入&ログインはお早めに🏃♂️💨#ブルエン #ブルエンXRライブhttps://t.co/XK39WqbDIP pic.twitter.com/Zi2hYfw6dq
曲の世界観が演出された空間でライブ初披露の新曲を含めた計7曲のステージは、まさにNeoMeだけの特別なオンラインライブとなりました。
まとめ
時代が進化していく様を直に感じることができる“XRライブ”。
最先端技術を駆使したバーチャルとリアルの融合は、リアルライブに勝るとも劣りません。
コロナ禍を通して普及していった配信ライブですが、また以前のような生活に戻ってもリアルライブとは別に、ライブの新ジャンルとして確立していくことでしょう。
まだまだ大きな可能性を秘めているXRライブの今後の展開が見逃せません。
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