企業向け|はじめてのTwitter運用!3つのポイントに注意して運用を始めよう【実例紹介も】
企業のマーケティング戦略に欠かせない「SNS運用」。そんななか、「ある日突然、企業のSNS担当になってしまった」という人もいるのではないでしょうか?
ひとくちにSNS運用といっても、SNSの使い方次第では思っていたような成果が上がらないといったことはよくあるでしょう。利用するSNSの種類によっても、設定すべき方針が異なります。
そんなSNS運用のよくある失敗を防ぐべく、今回はSNS運用の基礎ともいえる「Twitter運用」について基本的なポイントを解説。
成功事例としてもよく挙げられている企業公式アカウントから紐解き、効果的なTwitterの運用方法と注意すべきポイントについて考えていきましょう。
目 次
Twitter運用の利点
SNSの代表格ともいえる「Twitter」。Twitterの国内月間アクティブユーザーは4,500万人(※2017年10月のデータ)といわれています。
Twitterはリアルタイムの情報発信と拡散力の高さが特徴です。
ユーザーが気軽に反応できる「いいね」や「リツイート」の機能は、いいねやリツイートをしたアカウントのフォロワーのタイムラインにも掲載される点が、拡散力の高さに繋がっています。
拡散されればされるほど広告効果にもつながるため、コストをかけずに認知度を上げられるといったメリットが生じます。
またツイートごとにリプライ(コメント)機能を備えているほか、自分の意見を添えて発信できる引用リツイート機能もあるため、ユーザーの生の声を受け取りやすいのもTwitter運用の大きなメリットです。
さらに2021年4月より、音声配信ができる「スペース」機能も搭載されました。
いわゆるライブ配信機能で、フォロワーに向けてより身近に情報発信ができたり、コミュニケーションがとれたりといった機能になっています。実際にスペース機能を活用して、フォロワーとの関わりを大切にしながら情報発信をしている企業も存在しています。
Twitter運用を始める前に
Twitterの運用を始める前に、運用の目的と目標の設定を必ずおこないましょう。
具体例をあげて解説します。
Twitter運用の目的:自社の売上アップ
Twitter運用のKGI:1年後、認知度を30%UPする
Twitter運用のKPI:半年後、フォロワー数を1200人に(月200人)
※KGIとは・・・最終目的のこと
※KPIとは・・・目標達成に向けたプロセスのこと
あくまでも一例にすぎませんが、このような形でそれぞれの目的達成のために必要な目標を立てます。できれば具体的な数字があると良いでしょう。
Twitterで目に見える数字には、おもに以下の項目が挙げられます。
- フォロワー数
- いいね、リツイート、リプライ数
- インプレッション数
- プロフィールアクセス数
- リンククリック数(ツイートにECサイトなどのリンクを貼る場合)
- エンゲージメント数
これらはTwitterアナリティクスからの閲覧が可能ですが、より詳細に分析を実施するには、解析ツールを活用するのがおすすめです。
Twitter運用の実例紹介
ここからは実際の企業公式アカウントを覗いて、それぞれの運用方法をチェックしてみましょう。今回は「ローソン」と「シャープ」の事例をピックアップしました。
いずれも知らない人はいないであろう有名な企業ですが、Twitterの運用方法は真逆であるのが特徴です。
ローソン
大手コンビニの「ローソン」のTwitterアカウントには、683.8万人のフォロワーがいます。(2022年4月時点)
新商品や注目商品などを発信するほか、ローソンでは定期的に「フォロー&リツイートキャンペーン」を実施しているのが特徴です。
「フォロー&リツイートキャンペーン」とは、公式アカウントをフォローし、該当のツイートをリツイートするだけで、オリジナルグッズやクーポンなどが当たるといったキャンペーンです。
SNSを利用したキャンペーンの発信は必然的にフォロワー数が増えやすくなり、その分拡散力も上がるため、取り入れてみると良いかもしれません。
ただし、こうしたキャンペーンは失敗事例も多くあるため、実施する際は注意が必要です。
またローソンでは、SNS発信に「ローソンクルーあきこちゃん」というキャラ設定をしているのも特徴です。
キャラクターが発信しているように見せており、より親しみやすさが増しているのではないでしょうか。ただ、個別に返信やリツイートなどはおこなっていないようです。
キャラ設定をする際は方針にブレが生じないよう、立ち上げ前に企業内で発信に関するルールを取り決めておくと良いでしょう。
【ポイント】
・「フォロー&リツイートキャンペーン」を実施して認知度を上げる
・キャラ設定をすると、親しみやすさが増すかも
シャープ
シャープのTwitter公式アカウントには、82.7万人のフォロワーがいます。(2022年4月時点)
企業公式とは思えないゆるめの発信が特徴。人間味が垣間見えるツイートに引き込まれるファンが多いようです。
また、発信したツイートについた引用リツイートを積極的にリツイートしたり、場合によってはリプライ返信をしていたりと、ユーザーとの距離を近くとっているのも特徴です。
【ポイント】
・中の人の人間味をアピールすることで身近に感じてもらう
・ユーザーとのコミュニケーションを大切にする
Twitter運用の注意点
企業がTwitter運用をしていく中で、注意しておきたいポイントがいくつかあります。
その中でも特に重要なポイントを3つピックアップしました。
広告色は控えめに
人間の心理的に、広告は嫌われるといった傾向にあります。Twitterだけでなく、Google検索のリスティング広告やブログ内に投じられている広告などをうっとうしく感じる人は多いようです。
ツイートやキャンペーンの内容が広告だと思わせないような、親しみやすい発信を心がけると良いでしょう。
炎上リスクを最小限に
拡散力の高いTwitterですが、拡散のされ方が必ずしもポジティブとは限りません。
一度ネガティブなイメージが植え付けられてしまうと、瞬く間にネガティブな発信が広まり、いわゆる「炎上」といった形になる可能性も考えられます。
一度炎上してしまうと他のメディアなどでも取り上げられしまうため、結果として世間的に企業のイメージが損なわれることもあるでしょう。
発信する内容には細心の注意を払い、万が一炎上した場合は早めの対応が肝心です。
フォロワー数を鵜呑みにしない
Twitter運用にあたり、「フォロワー数」は目に見えて分かりやすい数字のため、最初の目標として設定しやすいでしょう。
しかしただ単にフォロワー数が増えるだけではあまり意味を成しません。
注目すべきはフォロワー数とフォロワーの属性です。
自社に興味を持ってほしいターゲット層からフォローされているかというのはひとつのポイントとなります。ターゲット層とフォロワーの属性が一致していないと、例えフォロワー数は多くても結果につながらない可能性もあるでしょう。
また、フォロワーはアクティブユーザーであるかというのも重要なポイントです。
まとめ
軌道に乗るまではなかなか難しいTwitter運用。とくに「知名度を上げる」目的で運用を始める企業は、どうすればターゲット層の目に留まり、フォロワー数の増加につながるのか、試行錯誤の繰り返しになるでしょう。
Twitter運用を始める前には、必ずTwitter運用の目的を設定しましょう。
そのうえで、最終目標である「KGI」と途中目標の「KPI」の明確な設定も必要です。
最初のKPI設定はフォロワー数でも良いですが、それだけを追うことのないように注意しましょう。
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