Instagram(インスタグラム)のリール機能って?企業の活用事例を交えて解説
インスタグラムの比較的新しい機能である「リール(Reels)」。
リールとは、ストーリーとは別にショート動画を投稿できる機能です。
2020年8月からリリースされ、2020年11月からは新たにリール専用タブが加わり、今後インスタグラムの機能として主流なものとなっていくと考えられます。
しかし、まだ新しい機能ということもあり、「リールでどんなことを発信したらいいのかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんなインスタグラムのリール機能について、企業の活用事例を交えて解説します。
本記事では、リール機能の解説と、企業アカウントではどのようなコンテンツを発信しているのかについて紹介を行っています。
特にインスタグラムでSNSマーケティングを行う企業の方には、参考にしやすい記事内容となっていますので、ぜひご覧ください。
目 次
リールの機能について
リール機能は、最長60秒までの動画を投稿できる機能です。
投稿は、ストーリーと同じ場所から行うことができます。
ストーリーやフィード投稿と同じように、アプリ上で撮影や編集を行うことや、編集済みの動画をアップロードすることも可能です。
リール機能の特徴には、以下のような項目が挙げられます。
・全画面表示ができる
・発見タブや注目タブでフォロワー以外にもリーチできる
・限定公開やDMなどで特定の人に送ることも可能
・ストーリーへの追加やフィードへの投稿も可能
また、リール機能はインスタグラム独自のアルゴリズムに則ってユーザーに合った動画をパーソナライズしています。そのため、リール専用タブや発見タブなどで、それぞれ個々におすすめ動画として表示される仕組みです。
TikTokや他の機能との違い
TikTokとの違い
リール機能は、かなりTikTokに近い機能であるといわれています。
TikTokと同じ全画面の短尺動画であることや、スワイプで動画をスキップすることができるのでサクッと見られることからも、機能的に類似しているといっていいでしょう。
しかし、TikTokとはSNSとしての特性が異なるため、ユーザー層やショート動画の楽しみ方にも異なる点が多くあります。
インスタグラムとTikTokでは、コンテンツの種類やリーチできる層にもかなり差があるので、機能は似ていてもTikTokと差別化を図ることができているというわけですね。
インスタの他機能との違い
フィード投稿やストーリーでも動画投稿自体は可能なので、新たに生まれたリール機能との区別化が難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで、簡単に他の機能との差をお伝えします。
まず、ストーリー機能と違う点は、ストーリーが24時間で消えてしまうのに対し、リールは24時間後も残り続けるということです。
また、リールは投稿した後に、ストーリーへの追加を行うことも可能です。
この場合、リールとストーリーの両方で投稿されている状態になります。
ストーリーは24時間で消えますが、リールとして投稿したコンテンツは残り続けます。
ストーリーに追加した場合、その後ハイライトに残すことも可能です。 リール投稿時に、フィードにもシェアという項目にチェックをつけた状態で投稿すると、リールタブとフィードタブの両方でリールを確認することが可能です。
リールを使う時には、フィードにもシェアにチェックをした状態で投稿することをおすすめします。
これは、フォロワーがタイムラインを見る時にリール動画が表示されなかったり、プロフィール画面を開いた時にすぐに見つけられなかったりするためです。
せっかく投稿しても、ユーザーに見てもらう機会が少ないのはもったいないですよね。
必要に応じて、投稿したリールはストーリーへの追加も行っておくとよいでしょう。
企業のリール活用事例
サッポロビール
日本の大手ビール企業であるサッポロビール。
インスタグラムを活用して商品のPRを積極的に行っている企業のひとつです。
フィード投稿では「ビールが美味しい」と感じられるような場面を切り取った投稿が特徴です。
実際の臨場感やリアルな雰囲気が感じられるリールを投稿しています。
ビールを引き立たせる背景に力を入れていて、視聴者の想像や感覚に訴えかける狙いが感じられます。
CCHANNEL
CCHANNELはメイクグッズの紹介や、ヘアアレンジ方法などの女性へ向けた情報発信を行っているメディアです。
メイクやファッションだけでなく、見た目が可愛いお菓子作りなどの投稿も多く見られます。
若い女性の心をつかむ見た目が楽しいお菓子の投稿や、簡単にできるハウツー動画などで人気を集めている企業アカウントです。
簡単に実践できるものがたくさん投稿されていて、多くの女性の心を掴んでいます。
DELISH KITCHEN
デリッシュキッチンは、レシピ動画を配信している人気のサービスです。
インパクトのある料理や、簡単に作れるレシピなど豊富な種類のレシピ動画が投稿されていて、国内でナンバーワンのレシピ数(公式アプリ)を誇っています。
実用的かつ見た目が楽しいものが多いので、リールに投稿された動画の再生回数が高く、多くの人から視聴されています。
再生されやすいリールを作るには?
SNSを活用する企業担当者の多くは「少しでもリーチにつなげたい」という思いがあるのではないかと思います。
再生回数を増やすためには、以下のことを心がけることが大切です。
・インパクトやおもしろさ、役立つ情報の提供
・使用できるツールを最大限に活用する
まず、ユーザーの視点に立って、求められているショート動画を作りましょう。
そして、ツールを上手く活用して多くの人に見てもらえるような工夫をすることも必要です。
消費者が求めているものが何なのかについてリサーチし、使えるツールを最大限に活かすことで効率よくリーチを伸ばすことができます。
インスタグラムではハッシュタグの活用や、ストーリーやリールを上手く取り入れて沢山のユーザーに見てもらえる工夫をしましょう。
まとめ
ここまで、インスタグラムのリール機能について解説しました。
おさらいすると、リールの機能は以下の通りです。
・全画面表示で気軽に視聴できるショート動画機能
・リールはストーリーやフィード投稿もできるので柔軟に利用できる
・たくさんの人へのリーチが期待できる
SNSの運用を行う際には、新しい機能や流行のものをキャッチし、必要に応じていち早く取り入れる姿勢が重要です。
リール機能は、実装されてからまだ比較的新しい機能なので、活用している企業もそこまで多くはありません。
しかし、インスタグラムではリール専用タブを作っており、主要な機能として推進している動きがあります。 まだリールを使ったことがないのであれば、ぜひ積極的に取り入れて活用してみてはいかがでしょうか。