【売り上げ低迷打破】リブランディングとは?進め方や事例を解説!
マーケティング戦略を進めるうえで「売り上げが伸び悩んでいる」「ターゲットを変えたい」といった状況に直面することがあります。
リブランディングを実施すれば、ターゲットの変更や売り上げ低迷の打破につなげられるかもしれません。
今回は、リブランディングの詳細や進め方について解説します。
成功事例も合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目 次
リブランディングとは?
リブランディングとは、ブランドの再構築を意味する言葉です。
よくリブランディングの事例を調べると、ロゴやパッケージをリニューアルする事例が出てきます。
しかしパッケージのリニューアルを実施することだけがリブランディングではありません。
リブランディングは企業の価値を高めていくために、ブランドそのものを見直すことです。
時代の変化に伴って市場競争が激しくなり、設定していたペルソナやニーズにずれが生じることがあります。
昨今のコロナ禍によって衰退した企業もあれば、逆に発展を遂げた企業もありました。
その理由はさまざまですが、時代の移り変わりによって消費者のニーズが変化したことが要因の一つです。
リブランディングを実施すれば、消費者に新たな価値を提供できるようになる可能性があります。
リブランディングの進め方
リブランディングはどのように実施すればよいのでしょうか ここから、リブランディングの進め方を解説します。
現状を把握する
まずは現状を把握しましょう。
自社にどのような課題があるのかを整理します。
これまで実施してきた中で効果のあった施策、思うような効果が見込めなかった施策のそれぞれを洗い出し、課題を見つけ出しましょう。
これまでに試みた施策を洗い出すことで、改善すべき点が明らかになります。
ターゲットやニーズを改めて考える
次にターゲットやニーズを改めて考え直します。
時代の流れにより、ターゲット層と自社の商品やサービスがマッチしていない可能性があるためです。
そういった場合にはターゲットとニーズを改めて調査し、そこに合わせた価値を提供する必要があります。
商品やサービスを求めているターゲットそのものがずれている場合は、ターゲット設定から見直します。
ターゲット層のニーズが変化している場合は、ニーズに合わせた価値を提供できないか自社の商品やサービスを見直してみましょう。
新しい戦略を立てる
現状の把握とターゲットやニーズの見直しが済んだら、新しい戦略をたてます。
自社が提供できる価値を、消費者にどのようにアプローチしていくかという戦略について、具体的に考えてみましょう。 ターゲット層へ効果的に働きかけられる施策を実施できるように、目標を立ててしっかりと戦略を練ります。
リブランディングに成功したファシオの戦略
リブランディングに成功したブランドにファシオ(FASIO)があります。
ファシオはコーセーが手掛けるブランドです。
2000年に誕生したファシオは、当時スポーツシーンにも対応した落ちないメイクを売りとしていました。
しかし、国内に進出してきた韓国コスメや中国コスメなどの外資系コスメブランドの勢いにのまれ、売上が伸び悩みます。
こうした低迷を機に、リブランディングを検討したファシオは、ターゲットである20代に対してアンケートやインタビューを実施しました。
そこで聞かれたのは「流行を取り入れるよりも、自分らしさを大切にしたい」という声です。
ファシオは「キレイ、ずっと、落ちない。」だったコンセプトを変更し、「なじむ。らしさ。つづく。」という新たなブランドコンセプトを打ち出しました。
機能性の高さはそのままに。くすみ感のあるニュアンスカラーを取り入れ。優しい雰囲気を演出したメイク用品に変化したのです。
現在、ファシオのInstagramには、落ち着いた風合いのメイク用品が並んでいます。
そして、ブランドイメージを体現するブランドミューズには、今田美桜さんを起用しました。
ブランドコンセプトにマッチした人選も、成功への後押しにつながっています。
時代の移り変わりによって求められるニーズが変化したことを読み取り、リブランディング成功へとつなげた事例です。
リブランディングするならSNSの活用がおすすめ
失敗を防ぐためにも、リブランディング実施前にSNSの調査をしましょう。
リブランディングは、すでに定着しているブランドイメージを一新するため、成功すれば大きな効果が見込めますが、失敗すると損失が大きくなるリスクがあります。
これまでのブランドイメージそのものを変えるのではなく、新たな価値を見出すのがリブランディングです。
ブランドのコンセプトを変化させることで、新たなユーザーを獲得できる可能性が上がる一方、既存ユーザーが離れてしまう可能性もあります。
今受け入れられているブランドの価値がどのようなものなのか、現状の分析や効果測定を行なう目的でSNSを活用するのがおすすめです。
SNSを活用すれば、現状を把握でき、どこへ進むべきかという方向性をしっかり定めることができます。
プランの準備ができたら、ターゲットに適した方法(SNS・メディア・広告等)で情報発信をおこないましょう。
まとめ
今回はリブランディングについて解説しました。
リブランディングは、「ターゲットの変更」「売り上げ低迷の打破」に効果がある可能性があります。
しかし、リブランディングは成功すればメリットのある一方で、失敗のリスクもある方法です。
企業にとって、そもそもリブランディング自体が必要でない場合もあります。
実施する際はしっかりと検討したうえで、事前の準備に余念をかかさずに進めていきましょう。
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