【成功事例】アパレル業界とライブコマースの親和性とは。ライブコマース事例5選をご紹介

ライブ配信で商品を売る「ライブコマース」。

コロナ禍をきっかけに日本でも広まった販売手法ですが、なかでもアパレル業界との親和性は抜群。

大手企業をはじめ、ライブコマースを取り入れる企業は年々増加傾向にあります。

そこで本記事では、アパレル業界がライブコマースに向いている理由を解説するとともに、アパレルショップのライブコマース事例をご紹介します。

【基本】ライブコマースとは

まずはライブコマースについて、簡単に解説していきます。

ライブコマースとは、ライブ配信を通じて商品やサービスの紹介・販売を行う新たな販売形態のこと。

従来のテレビショッピングと似ていますが、動画を配信するのはテレビではなくインターネットになります。

また配信中に、視聴者がリアルタイムで質問などのコメントを投げかけることができるのもライブコマースの強みです。

もともと中国で普及していたのですが、コロナ禍を機に日本でも市場が拡大しました。

なぜアパレル業界はライブコマースに向いている？

そんなライブコマースは、アパレル商材との相性が非常に良いと言われています。

ネットショッピングが普及している現代において、消費者側の悩みとして多いのが「商品の質感やサイズ感が掴めないこと」です。

やはり商品ページの写真や説明文だけでは、どんな商品なのかイメージしにくいのが難点。

しかしライブ配信であれば、実際に着用しながら服の質感やサイズ感を伝えることができます。

着用者の「身長や骨格」も合わせて説明することで、「自分が着たらどうなるか」をより視聴者にイメージしてもらいやすくなるのです。

また、実店舗では基本的に1対1の接客となりますが、ライブ配信ならば同時に複数人へのアプローチが可能となり、効率良く売上げアップに繋がる可能性があります。

アパレルショップのライブコマース事例5選

では、実際にライブコマースを行っているアパレルショップ事例をご紹介していきます。

事例①UNIQLO（ユニクロ）
事例②BEAMS（ビームス）
事例③UNITED ARROWS（ユナイテッドアローズ）
事例④SHIPS（シップス）
事例⑤BLUE×PALANG（ブルーパラン）

今回は、上記の5ブランドをピックアップしました。

UNIQLO（ユニクロ）

近年のインバウンドによる影響もあり、世界的な支持を集めるファッションブランド「UNIQLO（ユニクロ）」。

ユニクロでは、「UNIQLO LIVE STATION」にてライブコマースが活発に行われています。身長の異なるスタッフが複数名登場してコーディネイトを組んだり、「骨格タイプ別」や「梅雨のおすすめコーデ」など視聴者目線のテーマを提供したりしています。

BEAMS（ビームス）

海外ブランドの輸入やオリジナル衣類品・雑貨を販売するセレクトショップ「BEAMS（ビームス）」。

新型コロナウイルスが流行し始めた2020年3月に初めてライブコマースが実施され、約1時間の配信でなんと6,000人以上が視聴。ライブコマースの配信ページを経由した収益を含み、100万円弱を売り上げて大成功を収めました。

UNITED ARROWS（ユナイテッドアローズ）

国内外から調達したデザイナーズブランドとオリジナル企画の紳士服・婦人服、雑貨を販売するセレクトショップ「UNITED ARROWS（ユナイテッドアローズ）」。

自社のECサイトにて「STYLING GUIDE」という名のライブコマースをスタートしました。ビジネスパーソン向けのテーマが多く配信されており、ブランドに沿ったターゲットの明確化が行われています。

SHIPS（シップス）

大人向けの衣類や小物などをセレクトする老舗ショップ「SHIPS（シップス）」。

コロナ禍に突入した2020年にライブコマース「SHIPS SHOPPING TV」が開始されました。季節に合わせた着こなしを提案されているほか、他社ブランドを取り入れたコーディネイトを説明するなど視聴者ファーストな配信が特長です。

BLUE×PALANG（ブルーパラン）

「BLUE」のカラーアイテムを通じ、新たな自分との出会いを提供するレディースブランド「BLUE×PALANG（ブルーパラン）」。

1回の配信で平均100万円以上販売し、月間売上2,000万円を叩き出す国内トップクラスのライブコマーサー「ぞうねこちゃんねる」さんとのコラボ配信を2023年10月に実施しました。

実際にライブコマース業界で実績を残しているライブコマーサーに商品を売ってもらうことによって、ブランドのライブ販売経験が浅くても、効率的かつ効果的に販売できる手法だと言えます。

まとめ

今回は、アパレル業界のライブコマースについて取り上げました。

ライブコマースとの親和性が高いからこそ、実際にライブ配信で商品を売るアパレルショップも少なくありません。

ライブコマース市場に参入することによって、今までブランドの商品が届かなかった層へアプローチできるかもしれませんよ。

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